こんにちは!Feedmeticで広告運用コンサルタントをしている夏目です。

TikTok広告の中でも、データフィードを活用し、個別の商品の認知から購入までをカバーできる注目の広告メニュー、「コレクション広告」と「ダイナミックショーケース広告(DSA)」を紹介します。

また、これらの広告配信に必要なデータフィードの仕様やタグについても紹介しています。

TikTokのダイナミック広告とは

TikTokはモバイル向けショートムービープラットフォームです。
2017年にリリースされた比較的歴史の新しいアプリプラットフォームで、2018年に広告配信ができるようになりました。

短尺、縦長動画に音楽をのせた投稿が特徴で、これらの投稿に対し、シェア・いいね・コメントができ、アパレルやビューティー系と相性がよい媒体です。

また、Cookie規制の影響が大きくなっている中、TikTokはiOSユーザーを中心に訴求できることからも注目されています。(TikTokのOS比率:iOS75%・Android25%)

そんなTikTokから今回ダイナミック広告の「コレクション広告」と「ダイナミックショーケース広告(DSA)」がリリースされました。

いずれもデータフィードを活用してユーザーごとにパーソナライズされた最適なクリエイティブで訴求できます。
また、「コレクション広告」や「ダイナミックショーケース広告(DSA)」は、ブランド認知目的だけでなく、個別の商品の認知から購入までをカバーできる点でも注目の広告メニューです。

Tiktokダイナミック広告
(画像引用:TikTok媒体資料)

コレクション広告及びダイナミックショーケース広告(DSA)は、個人の興味関心に基づいて動画がレコメンドされる、”おすすめ投稿”上に、オーガニック投稿の間に配信されます。

TikTokコレクション広告

TikTokのコレクション広告は、動画エリアとカードエリアからなるリッチなクリエイティブで構成されており、ブランド訴求から購入促進までをワンストップにて対応可能です。

コレクション広告には、大きく2種類のフォーマットがあります。

カードエリアにデータフィードから選択された商品カードが表示するパターン(左)と、セール情報などの訴求を打ち出すイメージカードのパターン(右)です。
通常配信、SALE・キャンペーンの告知など用途によって使い分けるのがオススメです。

TikTokコレクション広告
(TikTokコレクション広告クリエイティブ 画像引用:TikTok媒体資料)
TikTokコレクション広告
(TikTokコレクション広告 画面遷移イメージ 画像引用:TikTok媒体資料)

コレクション広告のメリット

リッチな表現で情報を届けられる

動画だけではなく個別の商品やキャンペーンを同時に訴求ができるため、よりユーザーに届けられる情報量が充実します。

通常のインフィード広告と比較した際のクリック率がCTR+18%、商品詳細ページ訪問数は約3倍に上がった事例もあります。 TikTok媒体資料より

Spark Adsとの掛け合わせ

またSpark Adsという手法で、クリエイターや公式アカウントの投稿を動画エリアに入稿し広告として配信することも可能です。

バズったオーガニック投稿を広告利用するSpark Adsと、コレクション広告のリッチな表現と細かなターゲティングを掛け合わせることで、広告色を出さずに自然なかたちでより多くのユーザーにアプローチできます。

TikTok ダイナミックショーケース広告(DSA)

TikTokのダイナミックショーケース広告(DSA)は、商品カタログの登録とテンプレート選択でユーザーに最も関連性の⾼い商品を動画広告として⾃動表⽰します。

商品ごとに広告を作る必要がないため、動画制作の工数をかけることなく精度の高い広告が作成可能です。

TicTokダイナミックショーケース広告(DSA)
(TikTokダイナミックショーケース広告クリエイティブイメージ 画像引用:TikTok媒体資料)

ダイナミックショーケース広告(DSA)のメリット

パーソナライズ配信

ユーザーイベントデータや、TikTok内のユーザー行動データをもとにパーソナライズされた商品の動画広告をユーザーに届けることができます。

ユーザーに関心が高い商品を動画広告で訴求できるため、広告パフォーマンスおよびROI の向上につながる傾向にあります。

リターゲティング配信が可能

ダイナミックショーケース広告(DSA)のアプリプロモーション広告であれば、新規に加えてリターゲティング配信も可能です。

※現状新規向けの配信となりリターゲティング配信には制限があります。

TicTokダイナミックショーケース広告(DSA)
(TikTokダイナミックショーケース広告 アプリプロモーション広告 画像引用:TikTok媒体資料)

β版でウェブ広告も可能

アプリ広告だけでなく、現在β版で遷移先をウェブページにした広告配信も可能です。

コレクション広告の場合、一度インスタントフロントページを挟み商品詳細ページに遷移しますが、DSAの場合、一般的なダイナミック広告のように詳細ページにダイレクトに遷移させ購入を促せます

データフィード(カタログ)

コレクション広告やダイナミックショーケース広告(DSA)では、広告で訴求したい商品のデータフィード(カタログ)が必要になります。ただし、商品数が少ない場合はカタログがなくても商品データを直接アップロードすることも可能です。

TikTok広告のデータフィードには、9つの必須項目と27つの任意項目があります。

カラム  概要
sku_idSKUなど、商品のユニークIDを入力します。同じIDが複数ある場合、
それらは無効となります。日本語(アルファベット)100文字以下
title商品のタイトル。最大 日本語 150文字以下(アルファベット 150文字以下)ディスプレイに収まりきるためには、空欄を含めて20文字未満(日本語)での記載する必要があります。
description商品の簡単な説明となります。ディスプレイに収まりきるためには、
空欄を含めて20文字未満(日本語)で記載する必要があります。
availability商品の在庫有無を記載して下さい。商品の在庫があることを確認してください。
condition商品の状態について記載して下さい。
「new」「refurbished」「used」の3パターンのみ記載可能。例、新品。
price価格について記載して下さい。形式は以下の通りになります。
通貨コード+価格。例、$9.99。
link商品を購入できるウェブサイトのURLを入力してください。
例.https://www.tiktok.com/tiktok_t_shirt
image_link広告で使用されている画像のURLを入力してください。​
画像サイズ:600×600ピクセル以上(アスペクト比:1:1)
例.https://www.tiktok.com/t_shirt_image_001.jpg
brand商品のブランドをご入力ください。
(必須項目)

任意カラムなどカタログの詳細については以下公式サイトをご確認ください。

タグ

TikTok広告マネージャーで広告の成果を計測するためには、以下の2つを正常に動作させることが必要です。

  • ピクセル = 計測タグ(又はトラッキングコード)
  • イベント = ユーザーの特定アクション

TikTok広告のピクセル(又はトラッキングコード)の設定方法は標準モードと開発者モードの2種類があり、モードによって計測のアトリビューションウィンドウも異なります。

標準モード

  • TikTok広告における基本の設定
  • 計測タグを計測希望ページに実装し、広告マネージャーでイベントルールを設定する
  • アトリビューションウィンドウ…クリックスルー1日

開発者モード

  • ベースコード、イベントコードの2種類の計測タグを実装し、Custom Java Scriptを使用しイベントによって異なるパラメータをポストバックすることによりイベント計測する方法
  • 商品ID、価格、個数などの詳細な情報まで取得できるようになるためECサイトでの計測はこちらがオススメ
  • アトリビューションウィンドウ…クリックスルー1日

開発者モードの場合、Advanced Matchingという機能を導入できます。

Advanced Matchingは、サイト訪問者がログイン時やフォームに個人情報を入力した際に、タグで電話番号またはメールアドレス(または両方)を取得→ハッシュ化し、TikTok広告アカウントに送信する処理を行います。

Advanced Matchingを導入すると、アトリビューションウィンドウはクリックスルー1日、ビュースルー7日となります。

※Advanced Matchingを導入しない場合のアトリビューションウィンドウは1日ですが、あくまで今時点での仕様となります。2022年春頃アップデートを予定しています。

事例紹介

コレクション広告(ECアパレル、20~50代男女)
目的:流入

TikTokコレクション広告 事例

DSA広告(ECアパレル、全国店舗あり)
目的:流入と購入コンバージョン

TikTokダイナミックショーケース広告(DSA) 事例

さいごに

TikTok広告は直近でメニューやターゲティング、フォーマットなどあらゆる新機能のローンチが増えています。

今や若年層以外のミドル世代にもユーザーが広がり、波に乗っている媒体のひとつと言えます。

何かとトレンド入りすることが多いTikTok広告ですが今後さらに主要になってくる媒体になりますので、今のうちに攻略しておきたいですね。