成果保証型の媒体として2012年にポーランドで創業され、日本法人設立は2018年2月と、比較的歴史は浅いものの、効果の高さから今抑えておきたい広告媒体です。

RTB Houseはダイナミックリターゲティングを主軸としたサービスですが、ここ最近、新規顧客獲得向け広告配信にも力を入れています

今回はRTB Houseの新規メニューにフォーカスしてご紹介していきます。

また、RTB Houseのクリエイティブはユニークかつ非常に洗練されており、商品やブランドを魅力的に伝えることができます。新規向けメニューに最適なクリエイティブも動画でご紹介します。

RTB Houseとは?

他媒体との違いに重点におき、まずは簡単にRTB Houseの特徴をおさらいしていきましょう。

特徴1:成果保証が可能な唯一のダイナミック広告

RTB Houseは、成果保証型、つまり、目標とするROASやCPAを保ちつつ運用ができる唯一の広告になります。

色々な媒体やメニューに挑戦したいときでも、RTB Houseを取り入れることで安定した売上げの基盤ができます。

特徴2:ITP対策について

RTB HouseのITPの影響はわずかといえます。

RTB HouseはCookieをベースにユーザーを認識しておりますが、もともとSafari面へほとんど配信がされておりませんので、ITPの影響度合いは他媒体と比べても小さいです。

特徴3:RTBHOUSE広告の配信面

RTB HouseはYahoo! 面には配信されず、Safari面には微量程度の配信となります。
その他は独自のSSPとなりますが、Criteoなどの媒体と被る配信面もあります。

▼下記はRTB Houseの広告が表示されている配信面の一例です。

  • MSN
  • 食べログ
  • クックパッド
  • ライブドアニュース
  • 産経ニュース
  • デイリースポーツ

他媒体と配信面が被ることもありますが、学習ロジックが他媒体とは異なるため、エンジンがターゲティングするユーザーが異なります。そのため、Criteoなどとユーザーのカニバリズムも起きにくく、併用配信をすることを推奨としています。

より詳しくダイナミックリターゲティングについて知りたい方は下記をご覧ください。

RTB Houseでフルファネルでの配信が可能!

リターゲティングのイメージが強いRTB Houseですが、実は新規ユーザーに向けたアプローチも可能です。

感心・興味・購入と階層順にステージが分かれており、新規獲得だけ実施というよりは認知~獲得まで一気通貫して行う方が向いています

ターゲティングやファネルによってオススメのクリエイティブなど、詳しく解説していきます。

RTB House 見込み顧客をリアルタイムサーチ

ターゲティングの種類

興味層

サイトのTopページには訪れたことがあるが、カートページなどの深い階層には訪れたことが無い、もしくは、サイトに訪れたことの無いユーザーへの配信となります。

新規ユーザー獲得を目的とした配信でも、ユーザーの閲覧行動をベースにターゲティングされます。

例えば、女性向けアパレルECサイトの広告の場合、アパレル関連サイトを日常的に閲覧している人が配信対象となります。

関心層

サイトに訪問したことがないユーザーが配信対象となります。

RTB House独自の技術 ContextAI によって選定されたウェブページに配信することにより、関心層への興味発起を図ります。

こちらは例えば女性向けアパレルクライアントの場合、女性やターゲット年齢とはマッチしているが、アパレル関連サイトを普段閲覧していないようなユーザーがターゲットになるイメージです。

どちらがオススメ?

もちろん目的にもよりますが、サイトの傾向によっても異なります。

例えば、

  • 単価が安い、UUが少ないのでまずはユーザーデータを蓄積しアカウント最適化を図りたい→ 関心層
  • ある専門分野に特化した商品を取り扱っているようなサイト、需要が特定のユーザーに絞られる →興味層

このようにサイト内容や今の課題、目標にしていることを加味し、どちらのファネルに向けて配信するかが決まります。

そのほかの配信設定メニュー

  • ホワイトリスト/ブラックリスト配信(顧客データを用いて、配信するユーザーの選定)
  • キーワードの除外(“コロナ”の記事が出てる掲載面には表示しない など)
  • フリークエンシー/リーセンシーの設定

クリエイティブイメージ

新規向け配信でも多種多様なクリエイティブを取り揃えています。

認知ステージ

動画バナー(ストリーミングビデオ)

最近、注目されている動画広告バナーですが特に関心層に対して効果が出やすい傾向にあります。

streaming banners 動画+ポップアップ

共有される動画とフィード情報を掛け合わせ、動画の途中でポップアップを表示しています。
ポップアップはユーザーの行動に合わせたものが表示されます。

スライドショータイプの動画

複数の静止画に動きを付け、スライドショー形式でつなげた動画です。
ポップアップでフィードのオファー画像を常時左側に出すということをしています。
ポップアップはユーザーの行動に合わせてパーソナライズされたものが表示されます。

興味関心ステージ

ブランドメッセージ×動画×ダイナミックバナー

RTB House | Streaming Video Ads Showcase より

前半はブランドメッセージをメインに、ユーザーにあわせてパーソナライズされたオファーによってソリューションを提供します。

後半は、ダイナミックフィードを連携することでユーザーのニーズに応えるようなレコメンドされた商品を左に表示し、右のCTAボタンと組み合わせています。説得力のあるメッセージと人目を引く動画フォーマットを組み合わせている広告です。

認知、興味関心どちらにも適したバナー

動画×ダイナミックバナー

RTB House | Streaming Video Ads Showcase より

RTB House | Streaming Video Ads Showcase より

ビデオとダイナミックフィードを組み合わせた広告バナーです。
商品画像はフィードから連携されておりますので、クリックの遷移先は商品詳細ページになります。ブランディングメッセージと商品のどちらにも焦点をあてることができるため、興味関心と認知ステージのどちらにも向いています。

尚、クリエイティブ素材を提供できれば、RTB House社に無料でバナー・動画作成を依頼することも可能です。

新規顧客獲得向けのKPI、評価方法

新規顧客獲得向けKPI

新規顧客獲得向けの配信は、リターゲティング配信のようにCPA、ROASなどを目標設定することはできないため、Viewability(ユーザーが訪問したWebサイトに配信された広告のうち、実際に閲覧された広告表示の割合)・Reach・CTRなどを目標に設定することが好ましいです。

またその他にも通常の広告KPIに加え、新規配信ならではの指標(直帰率・動画視聴完了率・Reach Frequency・Post View Sessions・サイト訪問率)で目標設定をし、効果測定することが可能です。

RTB House新規向けのKPI

評価方法

新規メニューとして流入数やクリック率などを追っていくのはもちろん、その後の購入や売上げにどのぐらい繋がったかも気になりますよね。

RTB Houseの管理画面では、購入や問い合わせなどのCVや売上げ指標は確認できない仕様となっています。

そのため、GAや他計測ツールで確認する企業様が多く、またRTB House社に依頼すればレポートでカスタムCV数値を貰うことも可能です。

評価にあたっては、新規向けの配信のためラスト計測だけの評価ではなく、起点や接点でのコンバージョンへの貢献度を測ることが望ましいです。

新規向け配信のRTBHOUSE管理画面
新規向け配信のRTBHOUSE管理画面

管理画面で確認できる内容としては以下があげられます。(他指標に関してはカスタムレポートとして必要に応じて別途相談)

  • Imp
  • Clicks
  • CTR
  • Complete views(動画視聴完了数)
  • VCR(動画視聴完了率)
  • Viewability
  • Cost
  • Frequency
  • Reach
  • eCPV(動画視聴単価)

動画クリエイティブがあるアカウントのみ

配信事例

HONDA(ポーランド支社)のケース

【関心層】
ストリーミングビデオを中心としてたブランドクリエイティブを配信。ContextAIにより適切な広告枠に配信し、想定の3倍のリーチを獲得しました。

【興味層】
感心層から興味層へとステージ移動し、動画視聴後に検索経由でHONDAサイトへ流入するなど、興味喚起がされたことを確認しました。

【購入層】
ダイナミックリターゲティングを配信。試乗予約、見積り依頼、カタログダウンロード、ディーラー問い合わせの4つをコンバージョンとして設定し、ディープランニングによるCV最適化をかけ、1.2倍のアトリビューションウィンドウCVを獲得しました。

20~30代向け女性向けアパレル総合サイト

【関心層】
下記が実績となりますが、他媒体の新規メニューと比較し配信金額に対してCTRが高い傾向にあります。CPCも10円後半~20円前半ラインにて配信することができ、サイトへの流入数増加に繋げることができました。

配信開始2か月目には、配信ボリュームを増やしながらCTR改善もできており、学習精度やスピードの早さが確認できます。

RTB House CTR改善事例

新規顧客の獲得向け配信としては安価なクリックで配信強化することができています。

最低出稿金額、課金方式

リターゲティング配信では保証課金がありましたが、新規向け配信の課金方法はCPCもしくはCPM課金となります。

最低出稿額については、リターゲティング配信を既に実施しているのであれば最低出稿金額50万円(net)/月~となっており、RTB Houseを初めて実施する場合は最低出稿金額100万円(net)/月~となります。

さいごに

今回は、RTB Houseを利用した新規ユーザー向け広告についてご紹介しました。
従来の広告に比べ、特にクリエイティブの面で一歩先を進んでいるのがRTB Houseとなります。

また、学習手法が他の媒体とは異なる点も特徴であり、国内でも導入アカウント数、配信費が右肩上がりに伸びている、今大注目の媒体です。

現在、新規ユーザー向け広告はまだ出稿が多くない状況ですので、この機会にぜひ、売上・問い合わせの向上を目指し利用してみてはいかがでしょうか。

導入のご検討・不明点などございましたら、お気軽にご連絡ください。