こんにちは。フィードフォースで広告運用コンサルタントをしている 寒川 です。

当ブログでも、RTB Houseの様々なクリエイティブをご紹介してきましたが、実はあまり知られていない斬新なクリエイティブがまだまだあります。

この記事では、前回の記事でお伝えしきれなかったRTB House独自の最新クリエイティブについてご紹介したいと思います。

サーチバナー

名前の通り、広告バナー上でユーザーがプルダウンにて選択すると、サイト上で選択結果のページに遷移できるバナーです。

検索窓の内容や数は配信前に事業主様側でカスタマイズが可能です。

おすすめ業種

  • 不動産(検索窓例:都道府県・間取り・最寄り駅・賃料など)
  • 人材(検索窓例:業種・年収・勤務地など)
  • 旅行(検索窓例:出発地・到着地・出発日・帰宅日/ホテル ご利用日・宿数・人数・宿泊地など)
  • EC(検索窓例:ブランド・カテゴリ・価格帯など)

背景やCTAボタンの内容など、細かくカスタマイズが可能で、まるで小さなサイトのようですよね。

背景などの素材提供やカラー指定をするとRTB Houseのクリエイティブチームが作成してくれ、事業主側の工数が少ないのも嬉しいポイントです。

サーチバナーの成果

人材系のクライアント様のご実績例です。

上がダイナミックリターゲティングキャンペーンバナーの成果、下がサーチバナーの成果です。

RTB House サーチバナーの成果
RTB Houseサーチバナーの成果(人材)出典元:RTBHouse媒体資料

こちらをご覧いただくと分かる通り、サーチバナー の方が CR(= CVR)は低いですが、CTRが高い分、CPCが安価に収まっています。その結果、リターゲティングキャンペーンバナーよりもCPAが安価で、効率よくコンバージョンを発生させていることがわかります。

サーチバナーの注意点

サーチバナーの実装の検討をする前に注意点があります。

それは、検索窓で選択する結果が遷移先のサイトのURLで取得できることがマストである点です。

検索内容が、例えば「ITエンジニア」+「東京都」だった場合、遷移先のページのURLで「ITエンジニア」と「東京都」の情報が取れる必要があります

ただしこちらは、サイトによってITエンジニアをEngineers、東京都を1、など置換ルールを適用しているケースもあると思います。
そちらに関しては検索窓の文字列と一致する必要はなく、置換ルールをRTB Houseにあらかじめ伝えておけば問題ないです。

以下は、2021年1月末のRTB House日本法人3周年パーティにて、RTB Houseの販売パートナー向けに発表があった最新のクリエイティブバナーです。

まだ日本での導入事例はないので、競合他社が実施する前にお早目のご検討をいただければと思います。(2021年7月時点)

動画バナー(ストリーミングビデオ)

最近、サイト認知・流入、ブランディングとして注目されている動画広告バナーです。

インターネット上でのユーザーの行動は、ブログなどの活字コミュニケーションからInstagramなどの写真でのコミュニケーションへ、またそれがTikTokやYouTubeなどの動画コミュニケーションにかわってきています。

動画では活字や1枚画像よりも多くの情報をユーザーに届けられるので、まだサイトやブランドを知らないユーザーに認知してもらい、興味をもってもらうのには向いていると言えるでしょう。

RTB Houseの動画広告バナーを活用するメリット

①豊富な配信先

YouTube以外の国内外の動画ネットワークは押さえています。
例)abema.tv、TVerなど。その他ダイナミックリターゲティングバナーの箇所にも配信可能

➁ダイナミック広告を動画で実現

動画の途中で特定の商品を表示でき、そこでクリックすると商品詳細ページに遷移します。ユーザーのサイト内のページ閲覧数をカットでき、高いCVRが期待できます。

また表示される商品はデータフィードと連携しているため、ダイナミックリターゲティングのタグを設定しておくと、エンジンが学習してどの商品を表示するのがいいかユーザーごとにレコメンドが働いてくれます。従来、サイトTOPやコンテンツページなど1か所にしか遷移できなかった動画広告の常識をくつがえしています

➂クリエイティブ作成の工数削減

素材を渡すとRTBHouseのクリエイティブチームが制作してくれ、作成の工数を削減できます。

素材は動画が好ましいですが、無ければ静止画でも大丈夫です。RTB Houseのクリエイティブチームがスライドショーのように静止画をつなげてくれ、動画に加工してくれます。

インタラクティブバナー(ジッパー)

ユーザーがバナー上でジッパーの部分を左右に動かすと、商品のカラーが切り替わる仕様です。
商品ごとにカラーが複数あるサイトなど、お勧めですね。

インタラクティブバナー(3D)

こちらも広告バナーとは思えないクオリティのバナーが登場しました。
まるで作りこまれたサイトの商品詳細ページのようです。

ユーザーは◁▷を動かすことで、360度から商品を見ることが可能です。
この例のように細部まで商品を確認したい、ファッション系ECサイトや自転車・バイクなど向いていると言えますね。

プレファレンスバナー

こちらはプレファレンス(好感度)の名の通り、ユーザーにこの商品が好きですか?と問いかけ、「YES」「NO」と投票をとるなどのコミュニケーションが発生するバナーです。

もしもユーザーが赤い車に対し、「YES」とクリックした場合、エンジンはこのユーザーはこういう形・もしくは赤い色の車が好きなんだと学習します。そして次の機会に広告でレコメンドする際は赤い色・もしくはこの形状に近い車を出してくのです。

逆に「NO」のほうをクリックした場合はその逆で、このような形状、色の車はレコメンドしていくことはないでしょう。

この学習は投票によりどんどん学習データが蓄積され、違うケースで違う形状の車で赤い車に対し「NO」とクリックした場合、赤い車が好きなわけではなく、前回表示した車の”形状”が好きだったんだ、などというようにです。

ソーシャルバナー

ユーザーが広告バナー上のボタンで「いいね」や「ディスライク」を表現できるバナーです。

有名動画の人気に伴って、最近では日本でもいいねボタンやディスライクボタンを押すことへのハードルが下がったように思います。(日本人はディスライクなどのボタンを押すことへの心理的なハードルがあるため、以前はこの機能の日本上陸を見合わせていたそうです笑)

こちらもプレファレンスバナー同様に、ユーザーとコミュニケーションが発生するバナーです。

昨今、Instagramストーリーズの投票やアンケートのコミュニケーションがうけていますよね。これもある種、ダイレクトマーケティングの1種といってもいいと思います

ユーザーが好きなものをフランクに聞け、そのデータを参考に事業主側はプロダクト開発やマーケティングの参考にしていく、それがまたユーザーにとって欲しいものや情報に変る、双方にとってwin-winなコミュニケーションな気がします。

さいごに

いかがでしたか?
今までの広告バナーという概念を超えた最新クリエイティブが続々ローンチになりましたね。ただ流れてくるのを見えるだけのディスプレイ広告のバナーから、広告バナー上でユーザーが操作するような、コミュニケーションが発生するバナーが多い印象です。
まるで小さなサイト!?というワードも過言ではないような。

バナー素材を提供するとRTBHouseのクリエイティブチームがバナーの制作代行をしてくれる場合がほとんどですので、バナー制作の工数を心配する必要も少なくて済みます。ぜひ日本に上陸したばかりのバナー、ご検討いただけたらと思います。

Feedmaticでは、こちらの仕様に関する情報提供や成功事例の共有など配信開始までのサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください