こんにちは。Feedmaticで広告運用コンサルタントをしている夏目ひかるです。

  • 「LINEの広告を配信しているけれど、もっと集客につなげたい」
  • 「LINEでCRM施策~新規ユーザーまで継続的に接点を作りたい」

…など、LINEの広告を配信していて、こんなお悩みはないでしょうか?

本記事ではそんなお悩みを解決するLINE広告の『友だち獲得』を目的としたメニューの種類と、実際の事例もあわせてご紹介していきます。

LINE広告で友だち追加施策を行うメリット

LINE公式アカウントを運用している多くの企業にとって、Webサイトや店舗への集客、商品・サービスの認知拡大、売り上げの増加など効果的な運用につなげるためにも、いかに友だちを増やしていくか?が重要な施策となります。

友だちを増やすための施策の一つに、「LINE広告」があります。

LINE広告はLINEの各種サービスに広告を配信することができるサービスです。LINE広告には、友だち獲得を目的とした広告や、自社の友だちに類似した新しいユーザーにリーチできる広告などユニークな広告が提供されています

友だち追加を目的としたLINE広告を活用することのメリットをご紹介します。

認知の拡大

LINE広告を活用する最大のメリットは、多くのユーザーが利用しているLINEアプリの中で友だちを獲得する接点を大幅に増やすことができるという点です。

各プラットフォームの中でもLINEの月間アクティブユーザー数は国内でも大変多く、LINEだけでしかリーチできないユーザーが4割弱存在します。

LINE広告の活用で、これまで接点のなかったユーザーや自社サービスを知らないユーザにリーチし、認知を拡げることができます

引用:LINE社から提供の媒体資料
調査機関:マクロミル・インターネット調査 (2021年7⽉実施/全国15〜69歳のスマートフォンユーザーを対象 サンプル数20,000)

参考:国内アクティブユーザー数 主な媒体ごとの比較(2021年8月現在)

  • LINE…8900万人(2021年9月時点)
  • YouTube…7100万人
  • Yahoo!…SP 6,800万人、PC 2,100万人 
  • Facebook…2600万人
  • Instagram…3300万人
  • Twitter…4500万人
  • SmartNews…2000万人(日米合算)
  • TikTok…950万人
  • Pinterest…870万人

ターゲティングで質の高い友だちを獲得できる

LINE広告では、年齢・性別・地域・興味関⼼によるターゲティングやオーディエンス配信 (※1)によりアクションにつながりやすいユーザーに広告を表⽰するため、費⽤対効果の⾼い配信が⾒込めます

オーディエンス配信では、端末識別IDやウェブトラフィック、モバイルアプリイベント、LINE公式アカウントの友だちなどのユーザーデータを利用して、その対象ユーザーや類似したユーザーに対して広告を配信できます。

例えば、初回購⼊をした顧客データを活用して、それらのユーザーに広告を配信したり、LINE公式アカウントの友だちのオーディエンスをもとに類似オーディエンスを作成し、未接触ユーザーに広告配信することも可能です。

オーディエンス:

  • ウェブトラフィックオーディエンス ・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
  • IDFA/AAIDアップロード ・モバイルアプリオーディエンス ・動画視聴オーディエンス
  • 電話番号アップロード ・メールアドレスアップロード・画像クリックオーディエンス

1.これらのオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの⾏動履歴(スタンプ購⼊履歴、LINE公式アカウントの友だち登録履歴など)、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類した「みなし属性」および、実購買の発⽣した購買場所を「購買経験」として個⼈を特定しない形で参考としているものです(「みなし属性」には携帯 キャリア・OSは含まない)。「みなし属性」とは、ユーザーが「LINE」上で購⼊・使⽤したスタンプや興味のあるコンテンツのほか、どのようなLINE公式アカウントと友だちになっているかといった傾向をもとに分析 (電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まない)したものです。なお、属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個⼈の識別は⾏っておりません。また、特定の個⼈を識別可能な情報の 第三者(広告主等)の提供は実施しておりません。

LINE公式アカウントの友だちを増やす施策として、本記事では運用型広告「LINE広告」の友だち追加配信と、純広告のFriends Swipe ADの2つをご紹介していきます。

簡単に言うと、運用型広告「LINE広告」の友だち追加配信は目標CPCを調整し友だち獲得を目指すのに対し、純広告のFriends Swipe ADはあらかじめ友だち獲得単価が決まっています
詳しく見ていきましょう。

LINE広告「友だち追加」(運用型) 

概要

LINE広告の「友だち追加」は、LINEアプリ内に友だちを獲得するための広告を出せる機能です。

充実したターゲティング機能により、効果的にLINE公式アカウントの友だちを集めることができ、友だち追加時のみに料金が発生する「成果報酬型」の広告メニューです。

特徴

配信面

LINE広告「友だち追加」は、トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、ウォレットなどに配信できます。多くのユーザーが利用しているLINE NEWSやトークリスト上に友だち追加を促す広告が配信されるため、友だちを獲得する接点を大幅に増やすことができます。

LINE広告「友だち追加」配信面
引用:LINE社から提供の媒体資料

ターゲット

「性別」「年齢」「エリア」「興味・関心」による絞り込みが可能なため、各LINE公式アカウントのユーザー属性に合わせて配信が可能です。

また、LINE公式アカウントのデータを元にした類似拡張なども設定可能です。

クリエイティブ

広告画像の制作はLINE社提供の「イメージメーカー」利用で簡単に制作できます。

イメージメーカーとは、リッチメッセージ(画像や動画とテキスト情報を1つの吹き出しにまとめて配信できる機能)、リッチメニューを活用したいものの「画像ができない」「画像は用意できたが、テンプレートのサイズに合わせるのが難しい」といった課題を解決することができる画像作成機能です。

低予算から運用できる

費用は広告に反応したユーザーが、アカウントを友だち追加した時だけに発生する成果課金制です。

低額から出稿が可能なため、低予算から目標の友だち数に合わせて柔軟な運用ができます。
また最低⼊札⾦額は、⾃動⼊札75円〜、⼿動⼊札50円になります。

LINE広告「友だち追加」運用のポイント

クリエイティブ検証が重要!

クリエイティブは、友だち追加広告配信の結果を左右する重要な要素です。特に、商品購入などを目的とした獲得広告に比べ、友だち追加目的のプロモーションではCTRの良し悪しが広告パフォーマンスに直結します。

LINE広告の友だち追加配信の場合、クリエイティブ以外の改善レバーは獲得広告よりも少なく、ターゲティングを広く設定することが望ましいこともあり、「ウェブサイトコンバージョン」目的よりもクリエイティブの改善インパクトが大きいです。

そのため、クリエイティブ検証を繰り返し行い、勝ちクリエイティブを探していきましょう。

LINE広告の友だち追加配信の効果が良好なクリエイティブ例

ファッション

  • 取り扱うアパレル商品のイメージや印象が伝わるよう、大きめにトリミングし視認性を担保する
  • 友だち追加によるインセンティブ情報(1,000円OFFといったディスカウントやクーポンプレゼント等)をタイトルやディスクリプションで分かりやすく伝える
LINE友だち追加広告(CPF広告)クリエイティブ ファッション
出典:「LINE社提供資料より」

美容・コスメ

  • 画像とタイトル要素でしっかりとメリットとして感じられることや限定感を伝え、期待してもらう
  • タイトルに重要な訴求要素を含めることで、ディスクリプションが省略される配信面においてもアテンションを引けるようにする
LINE友だち追加広告(CPF広告)クリエイティブ 美容・コスメ
出典:「LINE社提供資料より」

自動車

  • 具体的な車種名と画像を訴求することで、好きな車(もしくは所有している車)を通して友だち追加されやすい
  • 特定車種に特化したサービスやキャンペーンを具体的に訴求することで、興味を持ってもらいやすくする
LINE友だち追加広告(CPF広告)クリエイティブ 自動車
出典:「LINE社提供資料より」

LINE広告「友だち追加」運用事例

弊社でご支援しているお客様の開始~半年間の実績になります。

このアカウントでは新生活に向けてLINEを活用して集客をしていくために、老若男女問わず獲得数を伸ばしていく方針にて運用しました。

コストを伸ばすとCPFが高くなるどころかどんどん抑えられており、クリエイティブの検証、ターゲティング、入札調整のPDCAを回していったことで、獲得効率を改善できました。

LINE友だち追加広告(CPF広告)運用事例

LINE広告の友だち追加配信のブロック率は通常約30~50%ほどですが、半年間の平均ブロック率は26%と低い割合となりました。

ブロック率には、広告のターゲットやクリエイティブなどの変更に加え、LINE公式アカウントからのメッセージやコンテンツ改善も影響しておりました。

LINE友だち追加広告(CPF広告)運用事例

Friends Swipe AD(純広告)

概要

Friends Swipe ADはLINEポイントクラブ内に掲載されるLINEポイントADのひとつです。

複数のスライドで構成されており、ユーザーがスライド読了後にポイントを獲得できます。この時自動的に友だち追加とブロック解除されます

Friends Swipe ADでは、サービス紹介のチュートリアルや商品のカタログ・チラシ訴求にあわせて友だちを獲得できます。

LINE Friends Swipe AD
(画像引用:LINE社提供資料より)

Friends Swipe AD 画面に遷移し友だち追加までの流れは下記の通りです。

LINE Friends Swipe AD 画面遷移
LINE Friends Swipe AD 画面遷移(画像引用:LINE社提供資料より)

特徴

配信面

ウォレット面のLINEポイントクラブになります。

カテゴリページ(読んで貯めよう)&トップページ(ローテーション表示)に表示されます。

LINEポイントクラブへの遷移
LINE ポイントクラブへの遷移(画像引用:LINE社提供資料より)

ターゲット

下記の配信対象①~⑪中から1つ選択します。配信前の申し込みの段階で指定し、途中で変更することはできません。

Friends Swipe AD みなし属性 指定可能セグメント
(画像引用:LINE社提供資料より)

最低出稿金額は200万円~

Friends Swipe ADはスライド読了課金となり、「単価(付与ポイント分込み)」×「成果数」に応じた費用が請求されます

最低出稿金額は200万円~発注となり、最大12週間掲載掲載できます。
※読了成果のメニューとなるため、友だち追加は保証されておりません。

配信対象ユーザーによって友だち獲得単価が3パターンあります。

  • グループA配信:単価 8円
  • グループB配信:単価 10円
  • グループC配信:単価 15円

クリエイティブ

2021年11月時点では、最大10枚まで、最低枚数は設けておりません。推奨は5-8枚程度で、短すぎず読みやすい枚数になります。

例えばこのような情報を含め、サービス理解につながるクリエイティブを作成します。

チュートリアル活用

複数のスライドを活かし、チュートリアル形式による手順を追った操作説明やサービス紹介コンテンツ

LINE Friends Swipe AD クリエイティブ
出典:「LINE社提供資料より」
カタログ活用

同じフォーマットを利用したカタログ活用で複数商品の訴求するコンテンツ

LINE Friends Swipe AD クリエイティブ
出典:「LINE社提供資料より」

Friends Swipe AD運用のポイント

ボリューム配信オプションについて

10~90%の内で、10%単位で配信ペースの抑制度合いをつけることが可能です。
90%に近いほど抑制度合いがあがり長く配信
がされますが、3か月という期間内に全てのコストが進捗し切るかは保証されません。

配信初速はポイントゲッター層(※2がポイント目当てに訪れるため、その分ピュアユーザー層(※3)が少なくなってしまう傾向にあります。なるべく本当にサービスに興味関心のあるピュアユーザー層に配信をあてるようにボリューム配信オプションで配信を抑制することで、本当にサービスに興味関心のあるピュアユーザー層に配信でき、ブロック率の低下が期待できます。

2.ポイントゲッター層…LINEポイントゲットを目的に定常的に案件をみにくる
3. ピュアユーザー層…スキマ時間で不定期にくる、質が高い傾向にある

LINE Friends Swipe AD ユーザー属性イメージ

※配信期間中に200万円分の配信を見込めることが活用の前提条件となります。

Friends Swipe AD運用事例

同じ費用で、グループBの単価 10円で配信をした場合の実績です。
運用型のLINE広告の友だち追加配信に比べ、ブロック率は高いですが有効友だちとして残る友だち数は圧倒的に多くなりました

LINE Friends Swipe AD 運用事例

今後は費用を増やし配信期間を長くすることで、多くのピュアユーザー層にリーチできるため、さらにブロック率の低下が見込めます。

LINE広告の「友だち追加配信」とFriends Swipe ADの比較

配信設定配信期間予算ブロック率
LINE広告の友だち追加配信柔軟に対応可能
・エンジン
・オーディエンス
・クリエイティブ
常時
(通常の獲得目的の広告同様に自由にON/OFF
が可能)
1万円~
最低⼊札⾦額
・⾃動⼊札75円〜、
・⼿動⼊札50円
約30~50%
Friends Swipe AD配信オーディエンスのみ開始前に該当の項目から選択。
開始したら途中で変更不可。
3ヵ月以内
(予算を使いきったら終了)
200万円~
選択した配信オーディエンスにより、8円、10円、15円が固定
約65~77%

このほかにもそれぞれのメニューならではの特徴がありますので、用途と目的に合わせて活用していくとよいと思います。

さいごに

今回LINE公式アカウントの友だち追加を目的とした、2つのメニューをご紹介しました。

友だちになった後、ブロックを防ぐためにもメッセージのコンテンツを工夫することも重要になります。

ぜひ、通常の購入やお問い合わせなどのコンバージョン目的だけのプロモーションだけでなく、広告を使ってLINEの友だちを増やし、サービスをアプローチしていきたいですね。