こんにちは。フィードフォースで広告運用コンサルタントをしている牧之瀬です。
「Indeedには掲載しているけど、もっと応募数を伸ばしたい!」
こんなお悩みを抱えている人材会社のWebマーケ担当者や人事担当者の方は少なくないのではないでしょうか?
そんな方々にオススメなのが、”求人ボックス”と”スタンバイ”です。
- 求人ボックス:https://求人ボックス.com/
- スタンバイ:https://jp.stanby.com/
本記事では求人ボックス・スタンバイの特徴や求人を掲載する方法、さらに、Indeed・求人ボックス・スタンバイの活用で利用応募数を伸ばすためのヒントについてご紹介します。
求人ボックス
求人ボックスは、「食べログ」や「価格.com」を運営する株式会社カカクコム(以下、カカクコム社)が提供しているアグリゲート型の求人検索サイトです。

アグリケート型の求人サイトとは、インターネット上のサイトのいちジャンルを示す言葉で、インターネット上で多数公開されている情報を集めて整理し、ユーザーの必要に応じて提供するという構造のサイトを指します。
求人ボックスの特徴
- SEOに強く、Indeedに次いで利用者が伸びており今HOTなアグリケーションサイト
- 掲載求人数が多い
- 検索性を最優先にした使いやすいサイトでユーザーが求人情報を探しやすい
- 女性のユーザーが多い
- 35歳以上のミドル・シニア世代の利用が多い
- 正社員求人を探しているユーザーが多い
- ドライバー系、医療系、製造派遣求人の応募数が多い傾向
SEO(Search Engine Optimization)に強く、来訪ユーザーは日に日に増え、月に500万人*を超えるユーザーが求人ボックスで仕事を探しています。
また、求人ボックスのサイトの使いやすさも理由の1つです。
検索エンジンとしての機能を最優先にした機能性とシンプルなデザインで構成されており、
調べやすく、求人を探しやすいサイトになっています。
- 圧倒的な検索スピード
- 絞り込みやお気に入りなどの便利機能
- クリーンなデザイン
- 検索語句にマッチした求人が表示され比較もしやすい情報整形
このように、検索に強く、ユーザーに利用しやすいサイトであることからも、特に以下のようなニーズををお持ちの企業様は求人ボックスの活用をオススメします。
- 女性の応募数を伸ばしたい
- 正社員求人の応募がなかなか集まらない
- ミドル・シニア世代の社会人経験長い求職者の応募を増やしたい
スタンバイ
スタンバイも求人ボックス同様、求人サイトや個別企業の求人情報を収集した求人検索エンジンです。

スタンバイの特徴
- 株式会社ビズリーチ発!株式会社スタンバイが提供する求人検索エンジン
- Yahoo!掲載面に配信できる
- Indeedや求人ボックスとは異なる独自の流入経路
- 介護系、派遣求人、事務系の求人の応募数が多い傾向
求人数は常時1,000万件を超える件数を掲載しています。
スタンバイの特徴は「Yahoo!面」へ配信が可能な点です。(有料配信のみ)
具体的にはYahoo!しごとカタログへ配信ができます。
- Yahoo!しごとカタログ:https://jobcatalog.yahoo.co.jp/
Yahoo!しごとカタログに掲載されている企業の口コミとともに求人を掲載できる唯一のアグリケーションサイトです。

Yahoo!しごとカタログ経由の流入がスタンバイ全体の半数以上を占めている点が、Indeedや求人ボックスとの大きな違いです。
Yahoo!しごとカタログとは、現社員、元社員による企業に対する評価や口コミを掲載しているサイトです。
また、良い点や不満な点を具体的に記述した口コミのほかに、「年収分布」や「年代別・役職別平均年収」などの年収・給与に関する情報や、「有給休暇取得率」「平均残業時間」などのワークライフバランスに関する情報も確認できます。
求人ボックスとスタンバイに求人を掲載する方法
では、求人ボックスとスタンバイに求人を掲載する方法についてご紹介します。
すでに自社の求人が掲載されている!?【無料掲載】
求人ボックス、スタンバイともに”無料”で掲載が可能です。
掲載するための申請は不要で、インターネット上で求人情報が掲載されていて、クローラーが求人とみなせば各媒体へ求人情報を掲載できます。
実際に求人ボックス、スタンバイで検索して自社の求人が掲載されているかチェックしてみてください!
もっと応募数を伸ばしたい!!【有料掲載】
無料で掲載されているけど、さらに応募数を増やしたい場合は、有料掲載がオススメです。
有料掲載をすることで、表示回数を増やせます。
表示回数が増えるだけでなく、クリック率が高い検索結果の上部に求人を掲載できます。
求人ボックスとスタンバイの有料掲載についてまとめました。

Indeed、求人ボックス、スタンバイのオススメ活用法
Indeed、求人ボックス、スタンバイそれぞれをどう活用していくべきか、3つの視点から解説します。
まずはIndeedに注力。できることをやり切る
求人ボックス、スタンバイでの有料広告掲載を検討している方は、まずはIndeedでできることはないか?あらためて検討することをオススメします。
なぜなら、Indeedの月間利用者(MAU)が最も多いためです。
求人ボックス、スタンバイと比較しても利用者の数が圧倒的に多いため、CPCも安く配信できます。
Indeedなら求人ボックス、スタンバイと比較しても安価なCPCにて流入を獲得できるので、広告成果の改善に向けたPDCAを回すスピードも各段に早いです。
※最低入札金額は以下の通り
Indeed:15円、求人ボックス:25円、スタンバイ:30円
また、Indeedは求人ボックス、スタンバイよりCVRは20%程度高い※数値感になります。
弊社調べ
そのため、まずはCPCが安い、かつ応募にも繋がりやすいIndeedでできる施策をやり切っているかどうかを求人ボックス、スタンバイの有料掲載の前に確認することをオススメします。
IndeedのCPCが高騰してきたタイミングが求人ボックス、スタンバイの出番
Indeedで広告成果を改善し、順調に応募数も伸ばせてきた。
しかし、徐々にCPAが上がってきて応募効率が悪化してくるタイミングが来ます。
なぜなら、配信金額を伸ばしていくにつれてCPCが上昇し、流入効率が低下するためです。
この、CPCが一定の数値を超えてきたタイミングが求人ボックス、スタンバイの配信を検討するタイミングです。
たとえば、以下の例で考えてみましょう。
IndeedでCVR 1%の求人でCPCが50円、CPA 5,000円の求人の場合、求人ボックス、スタンバイではCVR 0.8%で配信できると想定します。
この場合、求人ボックス、スタンバイでCPC 40円以下で配信できればIndeedのCPA 5,000円より低い数値での配信ができるため、求人ボックス、スタンバイの広告配信の検討をオススメします。
上記の例を参考に、IndeedのCPCが上がってきたタイミングで、求人ボックス、スタンバイの想定CVRを計算してみましょう。目標CPAを達成できるCPCで配信できる場合は求人ボックス、スタンバイの配信開始検討のタイミングになります。
Indeedで特定業種の応募の獲得が苦戦している
特定の職種の応募が欲しい時に求人ボックス、スタンバイの有料広告を掲載する検討のタイミングになります。
前述でIndeedと比較して求人ボックス、スタンバイのCVRは20%程度低い傾向がある旨を記載しましたが、特定の職種や雇用形態によっては、求人ボックスやスタンバイの方がIndeedよりもCVRが高くなる場合もあります。
また、求職者が少ない求人は、IndeedでもCPCが上がりやすい傾向があります。
たとえば、Indeedでは介護系や医療系、施工管理や製造系の職種、派遣の求人などでCPCが高くなりやすい傾向にあります。
求人ボックスとスタンバイだと下記職種に強みを持っていて、安価なCPAで応募を獲得できるケースもあります。
- 求人ボックス:ドライバー系、医療系、製造派遣
- スタンバイ:介護系、総合派遣求人、事務系
そのため、特定の職種の応募が欲しい時も求人ボックス、スタンバイの有料広告掲載を検討するタイミングの1つです。
応募効率を改善したい!!有料広告の運用のポイント
最後にIndeed、求人ボックス、スタンバイの有料広告で効果を上げるための広告運用のポイントを2点にまとめました。
求人情報の最適化
求職者にマッチした求人情報を届けるために、求職者の目に触れる求人情報を最適化しましょう。
訴求したい要素や応募の判断基準となる要素を説明文の前半に表示させるとCVRの改善に繋がります。
さらに、一度掲載した後も求人情報をブラッシュアップしていくことで応募数の改善に繋がりるため、定期的に求人情報の見直しを行いましょう。
キャンペーン構成
有料広告で成果を最大化させるためには、適切な入札価格での配信が重要です。
たとえば、50円の入札価格で上位表示できる求人もあれば、100円の入札価格でも上位表示できない求人もあります。
競合企業が多ければ多いほど入札金額は高くなりますし、検索数が多ければ、表示機会が増えるため、入札金額は低くても配信量を増やせます。
そのため、「勤務地」、「雇用形態」、「職種」によって入札相場を考慮した適切なキャンペーン構成の設計が重要です。
まとめ
本記事では、求人ボックスとスタンバイの特徴からそれぞれの媒体の活用方法についてご紹介しました。
アグリケーションサイトを活用して応募数を伸ばしていくためには、
以下3つのポイントが重要です。
- まずはIndeedで、できることをやり切る
- Indeedの応募数が頭打ちになったタイミングで求人ボックス、スタンバイに出稿
- Indeedで特定業種の応募の獲得が苦戦している場合は、求人ボックス・スタンバイへの出稿を検討
どの媒体を攻略していくべきかは、その時の状況にあわせてポートフォリオを見直すことが重要です。