こんにちは!Feedforceで広告運用コンサルタントをしている中嶋果歩です。

2021年6月にInstagramのリール面に配信される縦型フルスクリーン動画広告「リール広告」の配信がスタートされましたね。

すでに配信されているInstagramのストーリーズ広告をはじめ、YouTubeやTikTokなど、近年は縦型の動画広告が急速に拡大しています。

動画広告とスマートフォンとの相性を考慮せずにはいられないという背景を考えれば、これから5Gがより普及していく中で、縦型の動画広告の市場はさらに拡大していくと予想されます。

この記事では縦型動画広告の1つであるInstagram「リール広告」の特徴やメリットを「リール」という機能に注目しながら解説していきます。

リール広告とは、Instagramのリールに表示できる「インフィード×動画」広告

リール広告とは、Instagramのリールの間に表示されるインフィード広告です。
ストーリーズ広告と同様にフルスクリーンで表示される動画広告でもあります。

Instagram リール広告
(画像引用:Instagram、リール広告の提供開始を発表 – Facebookについて

「リール」とは?最大30秒の動画の作成、シェア、発見ができる機能

そもそもリールって何?という方に向けて、まずは「リール」という機能についてご紹介します。

リールとは、2020年8月に発表された最大30秒の短尺動画を作成、シェア、発見できる機能です。作成したリールは、写真と同じようにストーリーズやフィードに投稿できます。

さらに、公開アカウントから投稿されたリールは、発見タブのリール専用スペースを通じて、自身をフォローしていない多くのユーザーに見てもらうことが可能です。

発見タブの他にも、リールの作成に使用したカメラのエフェクトや、音源、キャプションに使用したハッシュタグそれぞれに専用スペースがあり、ユーザーはそれぞれの検索を通して、公開されているリールを閲覧できます。

リールは閲覧方法も特徴的です。1つのリールをタップして全画面ビューアーに移動すると、上にスワイプするたびに新しいコンテンツがエンドレスに表示されます

スワイプしない場合は、1つのコンテンツがループ再生される仕組みになっています。

リール広告の特徴5つ

ここからは、「リール」という機能の紹介から「リール広告」の話に戻ります。

リール広告は、上記で紹介した次々と再生されるリールの間に同じ形式で表示されます。

そんなリール広告の特徴は以下の5点です。

  • 縦型フルスクリーンの動画広告
  • リールの間に同じ形式で表示されるインフィード型広告
  • 通常のリールのようにループ再生される
  • ユーザーは広告にコメント、いいね、保存、シェアができる
  • ユーザーはワンタップでスキップができる

リール広告のメリットはリール機能の特徴にあり!

リールに広告を配信するメリットはどんなものがあるのでしょうか。
ここまでご紹介してきたリール機能、リール広告の特徴を踏まえたメリットをご紹介していきます。

縦型フルスクリーンの動画×インフィード型による訴求力

リール広告は通常のリールと同じ形で、コンテンツの間に表示されます。

そのため、フルスクリーンのインパクトある広告をユーザーに違和感なく見せられます。
ユーザーの体験を邪魔することなく、広告を表示できるのは大きなメリットであるといえます。

ただ、ユーザーはワンタップ(スワイプアップ)でスキップ可能なため、ユーザーを惹きつけるクリエイティブが求められます。

これらはストーリーズ広告でも同様です。

ユーザーは「誰の動画か」ではなく、「どんな動画か」を重視している

これは、ストーリーズ広告にはないメリットです。

リールでは、ユーザーが発見タブやフォローしている人の投稿からリール全画面ビュアーに移動すると、ユーザーの過去の行動やフォローしているアカウントに基づいたおすすめのリールが表示されます。

最初のタップこそユーザーの行動を必要としますが、その後はInstagramのおすすめがエンドレスに表示されるため、ユーザーは「誰の動画か」ではなく、「どんな動画か」を重視します

実際にInstagram上でリールを見てみると、フォロワー400人でもリールの視聴回数が7万回を超えている方などが見受けられます。

Instagramの投稿やストーリーズでは、フォローしているユーザーのもののみが表示され「誰の投稿か」が重視される中で、リールは「どんな動画か」という内容が重視されるため、広告でもユーザーの興味関心を惹きつける内容であれば、違和感なく見てもらえます。

ユーザーの入り口が広い

ユーザーはリール広告の配信面である全画面ビュアーにさまざまな入り口から入れます。

リールの閲覧方法一覧

  • フォローしている人のストーリーズ
  • フォローしている人の投稿
  • リールを投稿した人のプロフィールホーム画面
  • 発見タブ
  • ハッシュタグ検索
  • リール上の音源タップ
  • リール上のエフェクトタップ

特にハッシュタグからリールを閲覧すると、同一のハッシュタグがついたリールが並ぶため、ハッシュタグと広告のカテゴリがリンクすれば高い効果が期待されます

また、日本のInstagramユーザーは他国に比べ5倍多くハッシュタグ検索を行っていることも明らかになっています。

リール広告が向いている業種は?

Instagramは多くのユーザーの投稿によってさまざまな内容のコンテンツが充実しているため、BtoCの業種であれば基本的に向いていると考えられます。

インフィード型広告のメリットを最大限に生かすことを考えると、広告の内容とInstagramのコンテンツの親和性に注目するとよさそうです。

そのため、ファッションや美容、旅行、グルメ、ペットなどに関する広告は特に向いているでしょう。

リール広告成功のカギ

続いて、リール広告のクリエイティブ作成をする際に注意すべき点をご紹介します。

ブランド名を見せる

ユーザーはリールから直接URLに遷移せずに、後からブランド名を検索する場合もあるので、ブランド名をクリエイティブに含めることをおすすめします。

音声OFFにも対応

音声をOFFにしていてもユーザーに内容が伝わるクリエイティブにすることで、広告表示の機会損失を防げます。

音声OFFに対応した動画広告は、電車内のディスプレイに表示される広告を想像すると分かりやすいですね。

オーガニックに合わせたクリエイティブ

リール広告は、通常のリールの間に表示されるインフィード広告なので、オーガニックに合わせたクリエイティブにすることで広告感を低減できます。

スワイプアップは表示しない

ストーリーズ広告を目にしたことがある方は想像がつきやすいと思いますが、ストーリーズ広告では、ユーザーにページ遷移を促すためにスワイプアップを促すクリエイティブにすることがあります。

しかし、リール広告ではスワイプアップをすると次のコンテンツに移動してしまうため、スワイプアップの表示の使用は控えましょう。

ユーザーにアクションを促したい場合は、CTAボタンのタップを促すクリエイティブが向いています。

出稿方法

基本的な流れは、従来のFacebook広告と同じです。

しかし、リール広告を含む広告セットでは、ストーリーズ広告以外のダイナミック広告などに配信できません。そのため、すでにFacebookで広告を配信している場合は新たに広告セットを作成する必要があります。

出稿方法

  1. 9:16の縦長で、最大30秒の動画を用意
  2. Facebook広告マネージャにログイン
  3. 作成を選択し、広告の目的を決める
  4. キャンペーン、予算とスケジュール、オーディエンス、最適化と配信の詳細を入力
  5. 「配置」オプションで手動配置を選択し、Instagramリールのチェックボックスをオンにする(ストーリーズ広告も選択可能)
お役立ち資料ダウンロード
Instagramダイナミック広告の効果改善 完全ガイド

Facebook・Instagramダイナミック広告の改善に不可欠な考え方、具体的な改善方法を3つの視点で解説しています。

  • キャンペーン/広告運用(初期設定)
  • タグマネジメント(Facebookピクセル)
  • データフィード運用

まとめ

Instagramのリール広告の特徴やメリットをご紹介しました。

リールは比較的新しい機能なので、Instagramを普段あまり利用しない人にとってはあまり知られていなかったかもしれません。

しかし、コンテンツを作った「人」ではなく「内容」が重視されやすいというリールの特徴は、広告を出稿するうえでプラスに作用するのではと考えられます。

今回ご紹介した特徴やメリットが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。