Instagramは国内の利用者が3,300万を超え、利用者層も女性57%, 男性43%と、様々な層に幅広くリーチできるプラットフォームとして利用されています。そんな中、「Instagramストーリーズ広告」、「ブランドコンテンツ広告」、「Instagramショッピング広告」、「発見タブ広告」など、Instagramならではの広告メニューも続々とリリースされています。

Instagram上の投稿がきっかけで行動を起こしたことがあるユーザーが83%、後日ブランドサイトやECサイトで商品確認や購入を行ったことがある人は4割を超えるとのInstagramによる国内の調査の結果からもわかる通り、Instagram内での消費者の発見が購入などのアクションに繋がるプラットフォームとして、オンラインコマースには欠かせない媒体として認知されています。

今回は、Instagram広告の種類や出稿方法など、知っておきたいInstagram広告の基本情報についてまとめてみたいと思います。

Instagramの特徴

もはや解説する必要もないくらい認知されている感はありますが、まずはInstagramの特徴について簡単にまとめたいと思います。

  • “興味や関心”を基に人々が繋がっている写真共有SNSである
  • Instagramの月間アクティブユーザー数は世界で約10億人にのぼる
  • 日本でも主に若者や女性を中心に人気のSNSとなっており、日本の月間アクティブユーザー数は約3,300万人に達成
  • 日本の利用者は男性が43%、女性が57%と利用者層が多様化
  • 90%のアカウントがInstagramでビジネスをフォロー
  • Instagram上の投稿がきっかけで行動を起こしたことがあるユーザーが83%、後日ブランドサイトやECサイトで商品確認や購入を行ったことがある人は4割を超える

参考データ
Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 – Facebookについて
Instagram Business

Instagram広告とは?

Instagram広告の特徴

Instagram広告は、Facebookの広告作成ツールを使用し、Facebookと同じ方法でキャンペーンの設定、実施、追跡ができます。

通常の投稿ではリーチできないフォロワー以外のターゲットに対して、地域、興味・関心、利用者層、行動といったFacebook広告と同様の”人ベース”による高精度なターゲティングによって、ユーザーにリーチできます。

Instagram広告のターゲット設定
  • 地域:国、州、郡、市など、具体的な場所
  • 利用者層データ:年齢、性別、使用言語など
  • 興味・関心:使用しているアプリ、よくクリックしている広告、フォローしているアカウントなど
  • 行動:InstagramやFacebookでの行動のほか、それ以外の場所での行動
  • カスタムオーディエンス:メールアドレスや電話番号を基に、Instagramを利用している既存のカスタマーにリーチ
  • 類似オーディエンス:既存のカスタマーと同じ特徴を持つ人々を新しく探してリーチ
  • 自動ターゲット設定:場所、人口統計データ、興味・関心など、さまざまな条件を利用することで、ビジネスに関心があると思われる人々を簡単にターゲットに設定できます。

Instagram広告には、多様な広告メニューがあり、認知から検討、購入までをカバーできます。

対応する広告目的

認知

  • リーチ
  • リーチ&フリークエンシー
  • ブランドの認知度アップ
  • 近隣エリアへのリーチ

検討

  • ウェブサイトクリック
  • 動画の再生
  • リーチ&フリークエンシー

コンバージョン

  • ウェブサイトコンバージョン
  • Instagramのダイナミック広告
  • モバイルアプリのインストール
  • モバイルアプリエンゲージメント

※ 参考:Instagram広告 | Instagram for Business

どこに表示されるの?(広告の配置)

Instagram広告が表示される場所は、「Instagramフィード」と「ストーリーズ」、「Instagram発見タブフィード」の3箇所になります。

「Instagramフィード広告」は利用者の友達、家族、その他フォローしているInstagramアカウントがシェアした画像や動画とともに、利用者のInstagramフィードに表示されます。

「ストーリーズ広告」はInstagtamストーリーの間に画像や動画を利用した縦長の”フルスクリーン”で表示される広告です。

「Instagram発見タブフィード広告」は、2019年6月26日よりリリースされた広告で、発見タブ内の画像や動画をタップし、スクロールすると表示される広告です。

Instagram広告を出稿するには?

Instagram広告を出稿する方法は3つあります。

  • アプリの機能:Instagramでシェアしている投稿を広告として配信する場合、アプリから簡単に出稿できます。
  • Facebookの広告管理ツールである広告マネージャ:Instagramのキャンペーン、広告セット、広告すべてを広告管理ツールから出稿する方法です。すでにFacebook広告を導入済のビジネスはもちろんのこと、事業規模を問わず広告管理ツールで一元管理できます。
  • Instagramパートナー:広告作成の時間がない場合や支援が必要な場合は、Instagramによる認定を受けた専門性のあるパートナーに依頼できます。

尚、Instagram広告を出稿するには、Facebookの広告アカウントとFacebookページを用意した上で、Instagramでビジネスプロフィール(無料)を設定する必要があります。

Instagram広告の種類

写真広告

Instagram広告で画像を使う場合、広告作成時に選択されたフォーマットによって、画像は「正方形」または「横型長方形」で表示されます。

Instagram写真広告
(画像引用:Instagram

動画広告

写真広告と同様、画面いっぱいに広がる最長120秒の動画でストーリーを伝えられます。

Instagram広告で動画を使う場合、広告作成時に選択されたフォーマットによって、「正方形」または「横型長方形」で表示されます。

Instagram 動画広告
(画像引用:Instagram Business Instagramで動画を利用

カルーセル広告

カルーセル形式の広告では、1つの広告で2~10件の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを設定できます。

ユーザーがスワイプすることによって次の写真や動画を表示できるため、ブランドストーリーをより深く伝えられます。

Instagram カルーセル広告
(画像引用:Instagram Business カルーセル広告に動画を追加する

ストーリーズ広告

Instagramストーリーズ広告とは、縦長フルスクリーンによる没入感や短編動画広告の気軽さで人気の広告メニューです。オーガニックのストーリーズ間(ユーザーが投稿したストーリーズの間)に最長15秒間表示され、ユーザーがスワイプ・タップ・パンなどのアクションを実行することで、最長60秒間の表示が可能です。

Facebookと同じく高度なターゲット設定を備えていて、オーガニックでリーチできるフォロワー以外のユーザーに魅力的なコンテンツを届けられます。

また、現在はInstagramだけでなく、FacebookやMessengerへのストーリーズ広告配信で、プラットフォームをまたいだ一貫性のあるキャンペーンの展開が可能です。

Instagram ストーリーズ広告
(画像引用:Instagram Business ストーリーズ

また、2019年4月にはInstagramストーリーズにFacebookダイナミック広告が配信可能になっています。

Instagram ダイナミック広告

ダイナミック広告は多くの商品の中から、ユーザー一人ひとりに合った関連性の高い商品をFacebookのエンジンが自動でピックアップし、動的広告として自動生成される広告を指します。
一つの広告ユニットでユーザーが以前サイトで閲覧したことのある商品や、興味があるであろう複数の商品を紹介し、アクションを促すことができるため、特に商材の多いビジネスに有効な広告フォーマットです。

Facebookのダイナミック広告はFacebookだけでなく、ユーザーの購買行動に影響を及ぼすとされているInstagramにも配信が可能です。

Instagram コレクション広告

コレクション広告とは、モバイルに最適化された広告フォーマットで、動画または静止画のメインビジュアルの下に、4枚の商品画像が並んだ状態で表示される広告です。

広告をタップすると、モバイルに最適化されたフルスクリーンのリッチメディア(インスタントエクスペリエンス)によって、商品の詳細情報がInstagramアプリ内ですばやく読み込まれるため、ユーザーはモバイルでシームレスにショッピングを続けられます。

Instagram コレクション広告
(画像引用:Instagramでコレクション広告

「インスタントストアフロント」、「インスタントカタログ」、「インスタントに顧客を獲得」、「インスタントストーリーテリング」の4つのテンプレートが用意されており、これらを利用することで目的にあったコレクション広告を作成できます。(2019年12月4日現在)

  • インスタントストアフロント:カタログの製品を[おすすめの製品]や[人気の製品]のような関連性による分類を動的に表示し、ウェブサイトやアプリに誘導して購入を促す
  • インスタントカタログ:既存の印刷物のカタログのデジタル版を作成
  • インスタントに顧客を獲得:モバイルのランディングページでコンバージョンを増やす
  • インスタントストーリーテリング:ブランドのストーリーを伝える魅力的な画像や動画を通して、ビジネスの認知拡大

参考:Facebook for Business

Instagramショッピング広告

日本では2018年6月にサービスが開始されたInstagramショッピング(ShopNow)。今ではフィード上に多くのInstagramショッピングの投稿を見かけるほど馴染みある機能となっています。

これまでInstagramショッピング機能は、Instagramのオーガニック投稿やInstagramストーリーズ投稿での利用に限定されていましたが、2019年10月31日、今後すべてのビジネスにおいて既存のショッピング投稿をフィード広告として広告利用が可能になることが発表されました。

Instagram ショッピング広告
(画像引用:新機能: Instagramショッピング投稿を広告として掲載する

ブランドコンテンツ広告

ブランドコンテンツ広告は、2019年6月4日にリリースされた広告で、インフルエンサーやパブリッシャーなど外部クリエイターが投稿したオーガニックの投稿を、協業関係にあるビジネスによって広告として配信できる広告メニューです。

ブランドコンテンツ広告はクリエイターのアカウントから配信され、アカウント名の下に「広告(英語ではSponsored)」と表示され、ブランドコンテンツであることが、明確にわかるようキャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と明記されます。

Instagram ブランドコンテンツ広告
(画像引用:Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表

ブランドコンテンツ広告を利用することで、外部クリエイターの声を通して、新規顧客にリーチしたり、投稿の効果測定をすることができます。また、Facebookの広告プラットフォーム内のツールを活用することで、自社のアカウントや協業しているクリエイターのアカウントをフォローしている人々以外のターゲット層にもリーチすることが可能です。

発見タブ広告

発見タブ(explore)とは、アプリを開き虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される画面のことを指します。利用者の興味・関心に基づいてプラットフォーム全体から厳選された、まだフォローしていないInstagramのコンテンツが表示されるため、新しいコンテンツや商品、個人、ビジネス、クリエイターと出会える場所として提供されています。

発見タブ広告は、発見タブフィード内の画像・動画をタップし、拡大表示された投稿を下にスクロールすると表示される広告です。発見タブのグリッドやトピックチャンネルに広告が表示されることはありません。

自動配置の選択時にオプトインすることで、発見タブを使うオーディエンスにリーチできます。

Instagram 発見タブ広告
(参照:発見タブ広告の提供を開始

尚、各広告のデザインや広告素材の推奨はアップデートされます。こちらのページで最新の情報をご確認することをお勧めいたします。

まとめ

知っておきたいInstagram広告の基本をまとめました。一言で、Instagram広告といっても様々なフォーマットの広告があることがおわかりいただけたかと思います。

人気の通常の投稿ではリーチできないフォロワー以外のユーザーにリーチできるInstagram広告の導入を検討してみてはいかがでしょうか?