※2021年9月9日更新 Instagaramショップタブ広告を追記

Instagramは国内の利用者が3,300万を超え、利用者層も女性57%, 男性43%と、さまざまな層に幅広くリーチできるプラットフォームとして利用されています。
(※ 参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 – Facebookについて

そんな中、「リール広告」、「Instagramストーリーズ広告」、「Instagramショッピング広告(商品タグ付き広告)」、「発見タブ広告」、「Instagaramショップタブへの広告」「ブランドコンテンツ広告」など、Instagramならではの広告メニューも続々とリリースされています。

今回は、Instagram広告を効果的に活用する上で知っておきたいInstagram広告の基礎知識をまとめました。Instagram広告の種類や出稿方法など詳しく解説していきたいと思います。

Instagram広告とは?

Instagram広告とは、その名の通り、Instagramに出稿できる広告です。

Facebook広告と同様、”人ベース”による高精度なターゲティングによって、オーガニック投稿ではリーチできないユーザーにリーチできます。

写真や動画だけでなく、リール広告、ストーリーズ広告、商品タグ付け広告、ダイナミック広告と、Instagramならではの多種多様な広告フォーマット・クリエイティブが魅力です。

また、Instagramは新しい購買体験「発見型コマース」を強みとしていることからも、オンラインコマースとの相性が非常に良いです。
商品との出会いから購買までをシームレスに完結できるような機能拡充が随時行われており、広告目的も認知から検討、コンバージョンまでフルファネルに対応しています。

Instagramの活用法「発見型コマース」とは|ECのミカタ

Instagram広告の配信面(配置)と広告目的

Instagram広告が表示される場所は、「Instagramフィード」、「ストーリーズ」、「発見タブ」「IGTV」「リール」「ショップ」の6箇所になります。(2021年9月現在)

それぞれの配信面に対応する広告目的は以下の通りです。
それぞれの広告フォーマットの特徴、配信される場所や目的を正しく理解し、活用することが重要です。

Instagram広告の目的と配置
Instagram広告の目的と配置(配信面)
https://www.facebook.com/business/help/1621419411431034?id=1997185213680277 をもとに弊社にて加工

Instagram広告の種類

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告とは、オーガニックの24時間で消える動画コンテンツ「ストーリーズ」間(ユーザーが投稿したストーリーズの間)に表示される広告です。

最長15秒間表示され、ユーザーがスワイプ・タップ・パンなどのアクションを実行すると、最長60秒間の表示が可能です。(オーガニック投稿のストーリーズは24時間で消えますが、ストーリーズ広告は消えません。)

オーガニックのストーリーズ同様、縦長フルスクリーンで表示されるため他の投稿に埋もれにくく、短編動画広告の気軽さが人気の広告メニューです。

また、現在はInstagramだけでなく、FacebookやMessengerへのストーリーズ広告配信で、プラットフォームをまたいだ一貫性のあるキャンペーンの展開が可能です。

Instagram ストーリーズ広告
(画像引用:Instagram Business ストーリーズ

また、2019年4月にはInstagramストーリーズにFacebookダイナミック広告が配信可能になっています。

Instagram ダイナミック広告

ユーザー一人ひとりに合った関連性の高い商品を動的(ダイナミック)に表示する広告です。

製品情報(カタログ)をアップロードしてキャンペーンを設定することで、最新の価格や在庫情報と連動した広告を自動で配信できるため、ECや小売業、不動産業、求人、旅行業界など商材の多いビジネスに有効な広告フォーマットです。

Instagramダイナミック広告 例

Facebookが機械学習を進めることで、ユーザーそれぞれに適した商品を広告表示できます。そのため、CTRやCVRが上がりやすいのが大きな特徴の1つです。

Instagram コレクション広告

コレクション広告は、モバイルに最適化されたオンラインコマースに適した広告フォーマットの一つです。

動画または静止画のカバー画像の下に、3枚の商品画像が並んだ状態でフィードに表示されます。

デジタルのオンラインカタログのような活用も可能で、コレクション広告をタップするとフルスクリーンのリッチメディア(インスタントエクスペリエンス)によって、Instagramアプリ内で商品の詳細情報がすばやく読み込まれシームレスにショッピングを続けられます。

Instagram コレクション広告
(Instagramコレクション広告 画像引用:配置にInstagramフィードを、広告の目的にリーチを使用した場合の、Facebookコレクション広告の仕様 | Facebook広告ガイド

<コレクション広告のテンプレート>

  • インスタントストアフロント:カタログの製品を[おすすめの製品]や[人気の製品]のような関連性による分類を動的に表示し、ウェブサイトやアプリに誘導して購入を促す
  • インスタントライフスタイルカタログ:既存の印刷物のカタログのデジタル版を作成
  • インスタント顧客獲得:モバイルのランディングページでコンバージョンを増やす
※インスタントエクスペリエンスとは?

フルスクリーンのランディングページで、動画を視聴したり、カルーセルの写真をスワイプできます。また、カタログの商品を閲覧したり、商品がタグ付けされた画像をチェックしたり、ボタンをタップして別のウェブページへ移動できます。

Instagramショッピング広告(商品タグ付き広告)

もともとInstagramのオーガニック投稿やInstagramストーリーズ投稿での利用に限定されていたInstagramショッピング機能ですが、現在は商品タグ付き広告として、広告利用できます。

商品タグ付き広告では、投稿にある商品の画像、商品の説明、商品の価格、商品を購入できるウェブサイトに直接誘導するリンクなどの情報をタグ付けすることで、商品に興味を持ったユーザーを直接、商品詳細ページへと誘導できます。

商品タグ付き広告は、シングル画像、カルーセル、動画のいずれかのフォーマットでフィードまたは発見タブに配信できます。

Instagramショッピング広告(商品タグ付き広告)
(商品タグ付き広告 画像引用:Instagramショッピング広告 | Instagram for Business

Instagramショッピングの導入に関しては以下の記事をご覧ください。

Instagramリール広告

リール広告とは、Instagramのリールの間に表示されるインフィード広告で、ストーリーズ広告と同様にフルスクリーンで表示されます。

Instagram リール広告
(画像引用:Instagram、リール広告の提供開始を発表 – Facebookについて

リール専用タブだけでなく、発見タブ、ストーリーズやフィードなどに表示されるリール動画をタップし、リールの全画面ビューアーに移動すると、再生されるリール動画の合間に広告が表示されます。

最大60秒までの動画を広告として出稿でき、広告もリール動画のように一度再生が終わるとループで再生されます。

リール広告の詳細は以下の記事をご覧ください。リール広告の特徴やメリットはもちろんリール広告が向いている業種やクリエイティブ作成時のポイント、出稿方法について解説しています。

発見タブ広告

発見タブは、ユーザーの興味・関心にもとづいてプラットフォーム全体から厳選された、まだフォローしていないInstagramのコンテンツが表示されるため、新しいコンテンツや商品、個人、ビジネス、クリエイターと出会える場所として提供されています。

発見タブ広告は、発見タブフィード内の画像・動画をタップし、拡大表示された投稿を下にスクロールすると表示される広告です。(発見タブのグリッドやトピックチャンネルに広告が表示されることはありません。)

発見タブの広告は、Instagramフィードの広告と同じフォーマットで表示されます。

Instagram 発見タブ広告
(Instagram 発見タブ広告 画像引用:発見タブ広告 | Instagram for Business
  • Instagram発見タブのグリッド内の小さな画像をクリックする(左)と発見フィードに遷移します。発見フィードには写真広告および動画広告が表示されます。(中央)
  • Instagram発見タブのグリッド内の大きな画像をクリックする(左)と発見タブの動画エクスペリエンス(右の画像)に移動します。ここでは動画広告のみが表示されます。

Instagramショップタブ広告

Instagramショップタブには、「ショッピング機能を使っている投稿やブランド、ビジネスが作成したコレクション(商品をテーマごとにまとめて表示する形式)」がユーザーごとにパーソナライズされて表示されます。

Instagramショップタブを開くと、タイル状に表示されるショッピング機能をもつ投稿(商品タグ付きの投稿)と並んで広告が表示されます。

Instagramショップタブへの広告配信は、ショップタブを訪れる購入意向の高いユーザーに訴求できるメリットがあります。

Instagramショップタブ内の広告
(画像引用:https://about.fb.com/ja/news/2021/08/ads_in_instagram_shop_launch/)

ブランドコンテンツ広告

ブランドコンテンツ広告は、インフルエンサーやパブリッシャーなど外部クリエイターが投稿したオーガニックの投稿を、協業関係にあるビジネスによって広告として配信できる広告メニューです。

ブランドコンテンツ広告はクリエイターのアカウントから配信され、アカウント名の下に「広告(英語ではSponsored)」と表示され、ブランドコンテンツであることが、明確にわかるようキャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と明記されます。

Instagram ブランドコンテンツ広告
(画像引用:Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表

ブランドコンテンツ広告を利用することで、外部クリエイターの声を通して、新規顧客にリーチしたり、投稿の効果測定をすることができます。また、Facebookの広告プラットフォーム内のツールを活用することで、自社のアカウントや協業しているクリエイターのアカウントをフォローしている人々以外のターゲット層にもリーチすることが可能です。

Instagram広告の課金方式

Instagramでは、以下の課金方式が用意されています。広告の目的にあわせて選択しましょう。

  • CPM(Cost Per Mille):インプレッション課金。広告が1000回表示される毎に費用が発生する課金方式です。クリックが発生しない場合でも費用が発生します。
  • CPC(Cost Per Click):クリック課金。広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。クリックが発生しない限り費用は発生しません。
  • CPV(Cost Per View):動画が10秒以上再生される毎に費用が発生する課金方式です。
  • CPI(Cost Per Install):アプリがインストールされる毎に費用が発生する課金方式です。

Instagram広告を出稿するには?

セルフサーブで出稿する

Instagram広告は、Facebook広告同様、広告マネージャからセルフサーブで出稿できます。

広告出稿のおおまかな流れは下記の通りです。

  1. FacebookページとInstagramアカウントを連携する
  2. 広告キャンペーンの作成
    1. キャンペーンの目的を選択
    2. オーディエンスの設定:広告のターゲット層を作成
    3. 予算・掲載期間の設定
    4. Facebookピクセル(タグ)の設置
    5. 配置(掲載場所)の設定
    6. クリエイティブの作成
    7. 支払い設定
  3. 広告を掲載

広告代理店に依頼する

インハウスでのセルフサーブによる広告出稿も可能ですが、社内でリソースの確保が難しい場合や十分なノウハウがない場合、広告代理店への依頼を検討するとよいでしょう。

広告代理店に依頼するメリットは、なんといっても豊富な経験とノウハウです。
他の広告媒体でも同様ですが、媒体知識や経験、時には、媒体との密接なパートナーシップが広告効果に大きく影響します。

たとえば、KPI達成のために、どの広告フォーマットでどのユーザーにリーチすることが最適か?Facebook広告との効果的な併用施策は?といった広告戦略の策定はもちろん、継続的な効果改善のPDCAを実施してくれます。
新機能や機能のアップデートにもいち早く対応できるでしょう。

また、広告メニューによっては、正しいタグの設置やデータフィードを活用したカタログの連携など専門的な知識が必要となるケースもあります。

自社の課題や広告目的や予算にあわせて、検討するとよいでしょう。

さいごに~Instagramのアルゴリズムを理解する

Instagram広告を配信する上で忘れてはいけないのが、広告への理解だけでなくInstagramでユーザーはどんな体験を望んでいるのか?という点です。

そもそもInstagramのオーガニックに表示されるコンテンツはどのように決定しているのでしょうか?

その答えが、利用者の関心にもとづいてさまざまなシグナルをもとに投稿をランク付けし、表示するコンテンツを決定する仕組みであるアルゴリズムです。

フィードやストーリーズ、発見タブなどそれぞれの用途にあわせ、さまざまなシグナルが重みづけされ、個別のアルゴリズムが働くことで、ユーザー毎にパーソナライズを行っています。

たとえば、フィードやストーリーズは友達や家族など親しい人のコンテンツをみるために利用されていることから、利用者がフォローしている人がシェアした最近の投稿が上位にランクします。

一方、発見タブは、その名の通り、新しいものとの出会いを求めて利用される傾向があります。また、リールは「楽しさ」が重視されます。フォローしてしていないアカウントやフォロワー数があまり多くないアカウントであっても、ユーザーが気に入りそうな「楽しい」「面白い」が重要なシグナルとされています。

これらはあくまでもオーガニックのアルゴリズムの話になりますが、Instagram広告を配信する上で、配信先の世界観をしっかりと理解しておくことが重要なのではないでしょうか?

尚、各広告のデザインや広告素材の推奨はアップデートされます。以下のページで最新の情報の確認をお勧めいたします。