こんにちは!フィードフォースで広告運用コンサルタントをしている杉崎です。
Indeedの検索結果ページで多くの求人が一覧で表示されるなか、企業のロゴが求人情報と共に表示され、目立っている求人を見たことはないでしょうか?
実は「注目の企業( Featuerd Employer )」という機能を使用すると、Indeed広告の枠内に企業ロゴを表示させ、より広告を目立たせることが可能です。
また単に広告が目立つだけでなく、採用活動に役立つツールが利用できたり、自社のPR強化に有効な有料オプションが無料で使えたりと大変お得なため、Indeedで広告を配信している企業様はぜひ活用いただきたい機能です。
本記事では、注目の企業(Featured Employer)のメリットや利用方法、特典の詳細について、詳しくご紹介します。
注目の企業(Featured Employer)とは
注目の企業(Featured Employer、以下FE)とは、Indeedで配信している広告枠内に、自社の企業ロゴを表示できる機能です。
企業ロゴを表示することで、広告クリエイティブをより目立たせ、求職者の目を惹きやすくなっていることが、以下のクリエイティブ事例から感じていただけるかと思います。

注目の企業(Featured Employer)を利用するメリット
FEを使用するメリットは以下の3点です。
- 認知度を高め、クリック率の向上が期待できる
- 採用市場レポートで採用のヒントが得られる
- 企業ページプレミアム(CMPP)でリッチな自社紹介ページを作成
認知度を高め、クリック率や応募率の向上が期待できる
Indeedの検索結果に、ロゴ付きの広告を表示できるため、求職者からの目を惹きやすくなります。
FEのロゴは検索結果の各ページに1社のみ表示される仕様となっているため、一覧ページに競合となる求人が多く掲載されている中においても、自社求人を強力にPRできます。
Indeedの調査では、FEのロゴが表示されていると「応募ページに進む」ボタンのクリック率が18%も向上するといったグローバルでの事例※もあるほど、非常に効果的な機能の1つとなっています。

また、広告内に企業ページや口コミへのリンクも表示されるため、求職者に対して積極的に企業の魅力を発信でき、よりよいマッチングにつながる、といった効果も期待できます。
採用市場レポートで採用のヒントが得られる
「採用市場レポート」とは、採用の難易度や、求職者が使っているデバイス、Indeed内で検索されたキーワード、企業の人気度合いを確認できるツールで、FE利用企業だけが使えます。
「募集職種」と「エリア(都道府県)」を入力すると前月のデータが表示され、下記9項目の情報を確認できます。
- 採用難易度スコア
- 求人
- 求職者
- 求人あたりの求職者数
- 求職者のデバイス
- 平均給与
- 採用企業
- 人気検索キーワード
- 人気採用企業
例えば、採用難易度が高いエリアの求人には広告予算を多く用意したり、採用期間を長くしたりと、採用計画に役立つ情報を調べられます。
また、自社求人の給与額が業界の平均給与額を下回る場合は、福利厚生など給与に代わるメリットを強調するなど、採用活動を成功に導くためのヒントを得られるかもしれません。

企業ページプレミアム(CMPP)でリッチな自社紹介ページを作成
企業ページとは、Indeed内に持つことができる自社の紹介ページを指します。
画像や動画、従業員からの口コミなど、さまざまなコンテンツを盛り込み情報発信することで、求職者に自社の魅力や企業カルチャーをアピールできます。

企業ページは無料で利用できますが、FE利用企業が使える「企業ページプレミアム(Company Page Premium、略してCMPP)」では、無料版にはない機能が追加されており、より詳細な情報を届けられます。
具体的には、オリジナルデザインのレイアウトや配色にでき、それによって企業の独自性を表現したり、目立たせたい口コミを「注目の口コミ」に設定して最上部に表示させる、といった機能を利用できます。
Indeedの調査では、企業ページを訪問する求職者は、訪問しない求職者と比較して応募率は4倍となっています。

単なる企業紹介の文章だけでなく、画像や動画、口コミなど、さまざまな情報を掲載しリッチなページにすることで、求職者が企業で働くイメージを具体化させやすくなり、結果として応募のハードルが下がるためだと思われます。
ただし、FEの利用開始と同時に企業ページプレミアムが利用できるのではなく、後述の条件を3ヶ月連続で達成している必要があります。
4ヶ月目から企業ページプレミアムの利用権を獲得できるため、ご注意ください。
注目の企業(Featured Employer)の掲載条件
このように、メリット・特典が盛りだくさんのFEですが、利用するには以下3つの条件をクリアする必要があります。
- 企業ページが承認されている
- 企業ページへロゴがアップロードされている
- 有料広告を掲載し、規定の月額予算条件を満たしている
企業ページが承認されている
まずはIndeedの管理画面にログインします。(アカウント登録が未だの場合はアカウントを作成します。)
上部の「アナリティクス」タブをクリック、「概要」ページを表示させます。
「企業ページのトラフィック」にある「企業ページを見る」をクリックすると、企業ページ画面に遷移します。

「企業の魅力」タブをクリックし、右側に「企業ページを申請する」ボタンが表示されますので、そこからIndeedに企業ページの申請をしましょう。

1~3営業日ほどでIndeedからメールが届きますので、メール内のURLに遷移すると企業ページを編集できます。
企業ページへロゴがアップロードされている
FEに表示されるロゴは企業ページに設定したロゴが反映される仕組みなので、まずはロゴ画像をアップロードしましょう。
また、企業ページ自体は求職者からの注目度が高く、FEで表示された企業ロゴからもリンクされるため、可能な限り内容を充実させ、企業の魅力が伝わるコンテンツを用意しておくのがベストです。
有料広告を掲載し、規定の月額予算条件を満たしている
FEはIndeedの有料広告を利用している企業向けの機能です。
また、規定の金額を広告配信している必要があるため、FEの利用を予定している企業は注意が必要です。
規定の月額予算条件は、保有している求人数に応じて定められており、前月の月間平均求人数によって決定します。予算条件の詳細はお問い合わせください。
まとめ
一見、広告にロゴが表示されるというシンプルな機能の印象ですが、単純に「ロゴが付いているから広告の注目度が高まりクリック率が上がる施策」という認識だけでは、せっかくの機能を十分に活用できません。
企業ページは、企業ロゴから遷移した求職者に対してより多くの情報を伝えられるため、「情報が充実している = 採用に積極的な企業」という印象を与えられるかもしれません。
企業ページを充実させると、求職者の企業理解が深まり、面接や入社後のミスマッチを減らせます。
その結果として採用コストの圧縮や、いい人材を採用することにつながります。
採用市場分析ツールの利用もできるようになるなど、総合的に見るとメリットが盛りだくさんの機能ですので、ぜひこれを機に利用を検討されてみてはいかがでしょうか。