Facebook広告をはじめとするWeb広告では、広告成果を正確に計測し、その結果を踏まえて改善施策を考え、成果改善につなげることが必要不可欠です。

広告計測には、媒体の管理画面に加えて、Googleアナリティクスが多く使われています。

この記事では、Facebook広告の効果をGoogleアナリティクスを使って計測する方法、広告測定に必要なパラメータ(UTMパラメータ、URLダイナミックパラメータ)の基礎と設定手順を解説します。

Facebook広告の効果をGoogleアナリティクスで計測するメリット

Facebook広告にてパラメータ設定を行うと、Googleアナリティクス上で「どの広告」の「どのようなキャンペーン」から、どのくらいコンバージョンされたのかがわかるようになります。


また以下のように、媒体の管理画面上では確認できないことを確認できます。

  • ラストクリックのみの広告成果が確認できる
  • セッション時間、直帰率などの詳細データを確認できる

Googleアナリティクスでのコンバージョンはラストクリック計測のため、例えば以下のような分析ができるようになります。

コンバージョン数
広告A 管理画面上100件/Googleアナリティクス上 20件
広告B 管理画面上100件/Googleアナリティクス上 50件
広告C 管理画面上100件/Googleアナリティクス上 80件

広告をクリックしたもののすぐにはコンバージョンせず、数日後に広告以外のチャネル経由でコンバージョンすることがあり、管理画面とGoogleアナリティクスとでコンバージョン数に差が出ることがあります。

この場合、管理画面上のコンバージョン数だけ見ると広告A・B・C同じ評価になります。

しかし、パラメータ設定したことで計測できるGoogleアナリティクス上でのコンバージョン数にて比較すると、広告Cが一番多くなっています。つまり広告Cは広告AやBと比べて直接的なコンバージョンが取りやすい広告と言えます。

このように管理画面上だけでは成果の判断が難しい時に、パラメータ設定が役立つことが多いです。

Facebook広告の効果をGoogleアナリティクスで計測する方法

Facebook広告経由で流入したユーザーの行動をGoogleアナリティクス上で知るために必要となるのが、UTMパラメータです。

URLパラメータ

Facebook広告のパラメータ設定方法

UTMパラメータの設定

UTMパラメータは、Googleアナリティクスでの計測につかわれるパラメータです。

カスタムURLとも呼ばれ、URLの末尾に?から始まるパラメータを付与することで、「参照元」「メディア」「キャンペーン」を特定し、細かな計測ができます。

UTMパラメータ必須/任意詳細
utm_source必須「参照元」を入力
例: facebook、instagramなど
utm_medium必須「メディア」を入力
例: cpc, displayなど
utm_campaign必須「キャンペーン名」などを入力
例: goldenweek2022など
utm_term任意キーワードを設定する際に必要に応じて使用
utm_content任意「広告のコンテンツ」を入力
広告を区別する際に必要に応じて使用

例として、https://feedmatic.net/に対してゴールデンウィーク期間中にFacebook広告を配信したい場合のパラメータを付与してみます。

UTMパラメータについて

  • 参照元について: utm_source=facebook
  • メディアについて: utm_medium=display
  • キャンペーン名について: utm_campaign=goldenweek
  • 広告のコンテンツについて: utm_content=001

以上を「&」でつなげることでパラメータが完成します。
以下が完成したパラメータになります。

utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign=goldenweek

このパラメータをURLの末尾に「?」で繋いだら完成です。
以下がパラメータ付きのURLになります。

https://feedmatic.net/?utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign=goldenweek2022

通常、画像のようにURLとパラメータを分けて記載します。

<TIPS>
キャンペーンURLビルダーを使うことでUTMパラメータを生成できます。

URLダイナミックパラメーターの設定

URLダイナミックパラメータとは、広告を設定する際の情報をもとにパラメータを動的に付与してくれる機能です。

URLダイナミックパラメータを利用すれば、工数をかけることなく自動でUTMパラメータを付与できる点がメリットです。

URLダイナミックパラメーターはFacebook広告の広告マネージャーの広告設定にて設定していきます。

URLダイナミックパラメーターの仕様

ダイナミックパラメーター自動入力されるパラメーター
{{campaign.id}}キャンペーン名
{{adset.id}}広告セットID
{{ad.id}}広告ID
{{campaign.name}}キャンペーン名
{{adset.name}}広告セット名
{{ad.name}}広告名
{{placement}}配置
{{site_source_name}}プラットフォーム名

<注意点>
{{ad.name}} {{adset.name}} {{campaign.name}} などの名前ベースのパラメータは最初の公開時の設定から変更できず、キャンペーン名・広告セット名・キャンペーン名を変更した場合に上書きできないようになっています。

そのためパラメータを変更したい場合は新しくキャンペーン・広告セット・広告を作成し公開する必要があります。

URLダイナミックパラメーターの設定手順

例として、https://feedmatic.net/ に対してゴールデンウィーク期間中にFacebook広告を配信したい場合のパラメータを以下のように付与したいとします。
※作成した広告キャンペーン名を「goldenweek」、広告名を「001」だとします。

  • 参照元について: utm_source=facebook
  • メディアについて: utm_medium=display
  • キャンペーン名について: utm_campaign=goldenweek
  • 広告のコンテンツについて: utm_content=001

まずは、Facebookの広告マネージャーを開き、URLパラメータを付与したい広告の編集画面を表示し、編集画面下部にある「URLパラメーターを作成」をクリックします。

Facebook広告管理画面URLパラメータを生成

以下のようなURLパラメーターを作成する画面になりますので、

  • キャンペーンソースにfacebook
  • キャンペーンメディアにdisplay
  • キャンペーン名に{{campaign.name}}
  • キャンペーンコンテンツに{{ad.name}}

と入力します。


作成した広告キャンペーン名が「goldenweek」、広告名を「001」だとする場合、{{campaign.name}}にはgoldenweek、{{ad.name}}には001が入力されるため、

  • 参照元について: utm_source=facebook
  • メディアについて: utm_medium=display
  • キャンペーン名について: utm_campaign=goldenweek
  • 広告のコンテンツについて: utm_content=001

と、UTMパラメータと同じパラメータを作成できます。

facebook広告URLパラメータを自動生成

すべての入力が終わると以上のようになります。
「適用」をクリックすることでURLパラメーターの部分に反映されます。

GAURLパラメータ

設定したパラメータをGoogleアナリティクスで確認する方法

例として、以下のURLにアクセスしたユーザーをGoogleアナリティクスにて確認したいと思います。

https://feedmatic.net/?utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign=goldenweek
  • 参照元:utm_source=facebook
  • メディア: utm_medium=display
  • キャンペーン: utm_campaign=goldenweek

Googleアナリティクスの左側メニューから、「集客>全てのトラフィック>参照元/メディア」に移動します。

Googleアナリティクス参照元/メディア

セカンダリディメンションにキャンペーンを選択。

Googleアナリティクスキャンペーン

「キャンペーン goldenweekを含む」にて検索。

Googleアナリティクスパラメータ検索

すると、以下のように表示されました。

GA参照元/メディア/キャンペーン

参照元/メディア: facebook / display
キャンペーン: goldenweek
のユーザーのデータのみ表示できました。

以上のようにGoogleアナリティクスの機能を使うことで、目的の広告のデータを計測・確認できます。

まとめ

この記事では、Facebook広告の効果をGoogle Analyticsで計測する方法としてURLパラメータについて解説しました。


Web広告の運用では広告効果をきちんと計測して施策結果を分析することが大切です。