こんにちは。フィードフォースで広告運用コンサルタントをしている 船生 です。

今回は2021年3月に登場した、Criteo Visit Tag (訪問タグ) について紹介します。

Visit Tagを設置することで、従来のイベント(トップページ、一覧ページ、商品詳細ページ、カートページ、コンバージョン)に当てはまらないデータを取得できるため、より質の高いユーザー行動の学習につながります

実装がまだの方は、本記事をお読みになって導入を検討いただければと思います。

Criteoタグに新しいイベントが追加になりました

Criteoタグにはこれまで5種類のイベントが用意されていました。

≪従来のイベント≫

  • Homeページ(トップページ)
  • 一覧ページ
  • 商品詳細ページ
  • カートページ(バスケットページ)
  • コンバージョン(獲得)

今回追加されたVisit Tag(訪問タグ)は、Webサイト上に存在する、従来のイベント(Home~CV)に当てはまらないページの情報を活用するためのものです。

会社情報やブログ、コラムといったページが対象になります。

Visit Tag(訪問タグ)の動き

従来のイベントが発火しないページで、ページロードから30秒経過またはページを閉じた時に、Visit Tagが自動的に発火します。

Visit Tagのみが発火したユーザーは、リターゲティングの対象になりません

このため、Visit Tagを設置したからといって、リターゲティングオーディエンスの質が急に下がる心配はありません

Visit Tagは従来のイベント(Home~CV)に当てはまらないページのデータを利用するもの

ではなんのために設置するのか?ですが、従来のイベントで捕捉できていなかった、コンバージョンにつながらないページを回遊しているユーザーのデータ取得が目的となります。

Visit Tagを実装することで、Webサイト全体のデータを加味して最適化が行えます。

これまでのイベントでは捕捉しきれなかった、多くのページを訪れているユーザーや、サイトに長期滞在しているユーザーを検知することで、より質の高いユーザー行動を学習できます。

前述の通り、リターゲティングオーディエンスに含まれるわけではないので、弊社の事例でも設置後に急激に成果が良くなったという例はありません。

しかし、媒体のエンジンに少しでも多く・正確なデータを送るのがダイナミック広告改善のポイントとなりますので、まだの場合は設置しておいて損はないと思います。

Visit Tagの実装が推奨されるのはどんなケース?

Criteo社からは、下記のような場合Visit Tagの実装が推奨されています。

ウェブサイト内にHome~CVタグが当てはまらない未実装ページが多くある状態で、以下の場合

① 直帰率が高いまたは極端に低い、あるいは遷移率が低い場合

② VISITO、AO、BOエンジンを利用している場合

③ Criteo計測とGoogleアナリティクスなどの第三者計測ツールで直帰率や遷移率に乖離がある場合

出典:Criteoパートナーポータル 【資料】訪問タグ(Visit Tag)

Criteoの各エンジンについては下記の記事を参照ください。

Visit Tagの実装方法

すでに配信中のアカウント(Visit Tag登場前にタグを設置しているアカウント)と、新規に配信するアカウントで対応が異なります

いずれも「Dynamic Loader」と呼ばれるコードを設置します。
コードについては、Criteo公式サイトの資料でご確認ください。

出典:Criteoパートナーポータル 【資料】訪問タグ(Visit Tag)

※必ず最新の媒体資料をご確認ください。

2021年3月にVisit Tagが登場した際、タグの仕様が変更になっています。

2021年3月~現在 管理画面からタグを発行した場合は、②の対応となります。
それ以前に発行したタグを使用している既存アカウントについては、「Dynamic Loader」の追加のみでよく、従来のイベントのタグを張り替える必要は今のところないそうです。

①すでに配信中のアカウント(Visit Tag登場前にタグを設置しているアカウント)

「Dynamic Loader」を既存タグ(Home~CV)が設置されていないすべてのページのヘッダーへ設置します。

②新規に配信するアカウント

「Dynamic Loader」をサイト内全ページのヘッダーに設置します。

既存タグ(Home~CV)が設置されているページにも設置します。

Visit Tagの発火確認方法

既存タグ(Home~CV)が設置されていないページで確認します。

ページを開いてすぐに発火する「Dynamic Loader」と、30秒後に発火するVisitイベントを両方確認してください。

「Dynamic Loader」の発火確認

  1. 該当のページを開きます
  2. Chromeの開発者ツール(デベロッパーツール、F12キー)を起動します
  3. 「Network」の絞り込み条件に「Criteo」と入力します
  4. 画像のように、「ld.js?a=」で始まる通信を確認
  5. パートナーIDが正しく設定されていればOKです
Criteo VIsit Tag(訪問タグ)

Visitイベントの発火確認

  1. 該当のページを開きます
  2. Chromeの開発者ツール(デベロッパーツール、F12キー)を起動します
  3. 「Network」の絞り込み条件に「widget.criteo」と入力します
  4. ページを開いたまま30秒ほど待ちます
  5. 画像のように、「event?a=」で始まる通信が発生すればOK
  6. パートナーIDが正しく設定されていることも確認してください
Criteo VIsit Tag(訪問タグ)

まとめ

以上がCriteo Visit Tagの概要です。
まだ設置していないというアカウントは、ご検討をいただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。