Criteoには、複数のキャンペーン、入札エンジンがあります。
現在使用中のキャンペーン・入札エンジンを改めて知ることで、本当にその設定が最適なのか?実は今以上に目標に合うメニューが見つかるかもしれません。

とはいえ、名前だけだとどのような機能か少し想像しにくいと思いますので、以下でわかりやすく解説していきます。より成果改善に繋げることができるよう、キャンペーン×入札エンジンを見直していきましょう!

それぞれの特徴と違いについて解説していきます。

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ホワイトペーパー:Criteo広告改善手法

タグの実装やデータフィード最適化が、Criteo広告の効果に影響があるとはいうけれど、具体的にどうしたら…。という方は是非!

”成果を出すため”に知っておきたい Criteo広告の改善施策やCriteoの最新機能をホワイトペーパーにまとめました。

キャンペーンの種類

Criteoには大きく分けてWeb広告とアプリ広告の2種類の配信メニューがあります。
それぞれキャンペーンの種類とその内容について解説をしていきます。

Web広告

Criteo Dynamic Retargating

ダイナミックリターゲティング広告です。
デフォルトの設定ではサイト訪問60日以内のユーザーに配信されます。
リーセンシーの期間は管理画面上で変更を加えることが可能になっており、0~60日の間で調整できます。

Criteo Dynamic Retargating
Criteo Dynamic Retargating

左の”訪問者タイプ”では、「すべて」「コンバージョン実績のあるユーザー」「コンバージョン実績のないユーザー」の3パターンから選択できます。

デフォルトの設定ではサイト訪問61日~400日以内のユーザーに配信されます。
休眠顧客の呼び起こしを目的としてデフォルトのリーセンシーのキャンペーンとは別予算を設け管理するケースが多いです。

また管理画面ではリーセンシーの設定ができず、変更する場合Criteo社に相談するかたちとなります。
管理画面では、最近の訪問者を除外するか、特定のオーディエンスを除外するかを選択できます。

  1. 最近の訪問者を除外する。
    (管理画面で最後に訪問した日からを60日~180日の間で設定可能。 ※最大400日まで設定可能ですが、181日以降の設定はCriteoにご依頼ください。)
  2. 特定のオーディエンスを除外する。
    (ハッシュ化された新規の顧客リストを作成してアップロード)

CCA(Criteo Customer Audience)

Criteoに蓄積された膨大なデータから、ユーザーの購入・閲覧履歴や興味関心に基づき
新規顧客の獲得および、収益の最大化を可能にするメニューです。

デフォルトのオーディンスはサイト未訪問のユーザーとなり、12億人を超えるアクティブなオンラインユーザーおよび、Criteoの大規模なパブリッシャーネットワークの中から優良な新規見込み顧客を抽出して、既存顧客との区別を自動で行います。

CCA(Criteo Customer Audience)
CCA(Criteo Customer Audience)

実施条件
・Convertを実施済み

推奨条件
Universal Match(Hashed Email)実装済み
タグで蓄積しているメールアドレスリストを配信除外指定することが出来ます。

「新規ユーザー」の定義例
未訪問×未購入→デフォルトの設定
訪問済み×未購入
訪問済×購入済(購入後一定期間の経過) など

Consideration(Traffic-Driving Solution)

新規トラフィック獲得に向けた、「商品・サービスに関心を持つ可能性の高い新規見込み顧客に対してサイト流入を強化するためのキャンペーン」です。

CCAと似ていますが違いとしては、CCAが「コンバージョン獲得に向けた配信最適化」を目的としているのに対し、Web Considerationは「検討段階にある新たな見込み顧客のページ訪問に向けた配信最適化」を目的としています。

そのため、CVよりもまずは良質なユーザーのサイトへの流入を増やしたい場合には、同額の配信をしてもCCAよりも安価にIMP・Clickを獲得しやすくなるためオススメです。

下記、2種類のオーディンスから選択することが可能です。

Criteo Web Consideration

課金方法はCCAがCPC課金なのに対し、Web ConsiderationはCPM課金になります。
Web Considerationは傾向としてページ訪問が目的のキャンペーンのため、CCAよりもCPC・CPMを安価に配信ができます。

また、入札エンジンはサイト訪問に向けて最適化されるVISITOエンジンの利用が条件となります。

推奨条件
Universal Match(Hashed Email)実装済み
タグで蓄積しているメールアドレスリストを配信除外指定することが出来ます。

Criteo Audience Match

顧客(CRM)データを利用し、目的に合わせた多様な設計が可能なメニューです。
広告主が保持している既存顧客などのユーザーリストの除外設定を行うことで新規ユーザーへアプローチしやすくなります。

2021年中に新キャンペーンをローンチ予定!

2月~第2四半期(4〜6月)にかけて、新キャンペーンのローンチが予定されています。

詳しい詳細は今後発表されると思いますが、これまではキャンペーンの分割のみで運用する形式でしたが、キャンペーン配下に広告セットや広告を作成することが可能になります。

よりオーディエンスの分割やクリエイティブの仕分けなど柔軟に対応できるようになることに加え、運用レバーが増えることで構成によって成果も今より変動してくるようになることが考えられます。

Criteo 新キャンペーン
キャンペーン配下に広告セットや広告を作成することが可能に

アプリ広告

App install:新規ユーザーインストール

インストールをしてもらう事が目的のキャンペーンで、アプリ未インストールユーザーを対象とし広告配信がされます。

・オーディエンス
DL済みユーザーの類似オーディエンス
ウェブサイト訪問ユーザー

必須ではありませんが、事前にアプリをインストール済みのユーザーすべてのIDFA/ADID(AAID、GAID)除外リストをアップロードして配信除外しておくことをオススメいたします。

また、デフォルトの設定ではありませんが、サイト来訪したが購入には至らなかったユーザーのみにアプリ広告を配信するなど、ウェブサイトにタグ実装されていれば様々なセグメントをすることが可能です。

App Retargeting:アプリ内購買⾏動の促進

アプリDL済みユーザーの中で、アプリ内で購買⾏動を起こしてくれるユーザーを予測し、LTVの⾼いユーザーの呼び戻しを行います。

App Engagement:休眠ユーザー復帰やアクティブ化

アプリDL済みユーザーで最近アプリを利⽤していない休眠ユーザーや、購⼊経験のないユーザーへのエンゲージメント(商品未購入ユーザーへの初回購入)促進に使用します。
課金方法はCPCで、配信対象ユーザーはアプリインストール済みユーザーとなります。

入札エンジンの確認方法

まず始めに現在使用中の入札エンジンを管理画面上から確認する方法をお伝えします。
現在使用中の入札エンジンはCriteo管理画面のキャンペーン>広告セット>入札額に進むと確認することができます。

下記を例にすると、1番上と上から3番目はAROエンジン、上から2番目はACOエンジン、下3つはCOエンジンとなります。

Criteo 入札エンジン
入札エンジンの確認方法

入札エンジンの種類

Criteoには現在、目標や業界・業種に合わせて使用できる入札エンジンがWebで7種類、アプリ広告で5種類(ベータ版2種類含む)ございます。

最初は手動COエンジンからスタートし、学習蓄積後に目標にあわせてご希望の自動入札エンジンなどに切り換えていくことができます。

入札エンジンの使用に関しては条件があり、業種や目的別に推奨とする入札エンジンも異なるため、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。

Web広告

Criteoエンジン(Web広告)
Criteo入札エンジン(Web広告)

COエンジン:CVR最適化

最もCVしやすいユーザーを予測し、広告配信の最適化を行う入札エンジンです。
Criteo管理画面での入札は手動で入札価格を決定します。

COエンジンはアカウント開設時にデフォルトで選択されている入札エンジンです。
Criteoを利用する場合、まずはこちらの入札エンジンを選択するため、最も一般的な入札エンジンと言えます。

配信開始時はCOエンジンを利用し、機械学習に最低限必要なCV数をクリアした後、
目的に合わせ他の入札エンジンへの切り替えの検討をオススメします。

・導入条件
なし

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire、CCA、App Retargeting

ROエンジン:ROAS最適化

ROAS最適化の手動入札エンジンです。高価なアイテムを閲覧した、カートに高価なアイテムを入れたユーザーなど、購入単価が高いと予測されたユーザーに対して優先的に配信を行います。

・導入条件
COエンジンで7日間以上配信
過去21日間でデイリー平均4件以上のCV数が必要<CV 84~90件必要>

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire、CCA

AOエンジン

下記2つはどちらも自動入札エンジンですので、目標がCPAかROASなのかで目的に合う方を選択してください。

ACOエンジン:目標CPA自動最適化

ターゲットCPAを設定することで、入札エンジンがユーザー単位で自動的にCPCを調整し、設定したターゲット値に向けてキャンペーンが自動で最適な入札をかけます。
CPAやCV数が目標の場合、CV蓄積後CO→ACOエンジンに切り替えるパターンが最も多いです。

・導入条件
COエンジンもしくはAROエンジン※で7日間以上配信
過去21日間でデイリー平均3件以上のCV数が必要

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire、CCA

AROエンジン:目標ROAS自動最適化

ターゲットCOS*を設定することで、入札エンジンがユーザー単位で自動的にCPCを調整し、設定したターゲット値に向けてキャンペーンが自動で最適な入札調整を行います。

*ターゲットCOS…
COSとは売上に対する広告コストの割合で、広告の費用対効果を計るための指標です。
(Cost of Sales)COS=コスト÷売上(%)
つまりターゲットCOSは、目標とする広告費用の回収率を手動で設定することです。

また、AROエンジンを使用する場合、COエンジンからいきなりAROエンジンに移行するのではなく、一度ROエンジンをはさんで1~2週ほど数値を確認したのちにAROへの切り替えをする形が推奨です。

RO→AROエンジンへの移行条件:
    過去21日間で字平均3件/日のCV(63件/日)

・導入条件
ROエンジンもしくはACOエンジン※で7日間以上配信
過去21日間デイリー平均3件CV数必要

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire、CCA

VOエンジン:Value最適化

利益率の最大化を目指す入札エンジンです。より利益の高い商品を閲覧しているユーザーの購入をサポートし、広告主様の利益を最大化します。

例えば、同じ1000円の商品でもAは直販アイテム、Bは流通機構を通して売られているアイテムの場合、利益はAの方が高くなるとします。
BよりAのアイテムを販売強化していきたい時に、データフィード上にて価値の重みづけを行い、より商品の価値の重みがあるAの商品が優先的に配信されるようになります。

適用方法
①データフィードでカラムを1行追加する

criteo vo engine

②価格×①で追加したカラムを掛け算し、価値を算出

criteo vo engine

・導入条件
他の入札エンジンで7日間以上配信
データフィード上で利益の重み付け情報の設定必要

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire

VISITOエンジン:サイト訪問に向けたクリック最適化

サイト流入の強化を目的とした手動入札エンジンです。
これまで見てきた4つの入札エンジンは、主にCVを獲得するために最適化された入札エンジンでしたが、
VISITOエンジンはサイト流入を目的とするため、新規顧客を強化したい場合、ファネルの最上部であるサイト未訪問顧客のサイト流入を増やしたい時に利用すると効果的です。

・導入条件
なし

・導入可能なキャンペーン
Consideration

NEW!Budget エンジン(BCO/BVO):日予算消化を最優先し自動で最適化

新しくリリースされた入札エンジンで、目標Budgetを設定し消化の最適化を行います。
予算額消化が最適化ポイントの入札エンジンで、CPC自動調整で上限CPCがないため、入札上限がなく、予算の均等配信が可能になり支出不足のリスクが軽減できます。

BCO エンジン

目標Budgetの内コンバージョンを最大化させる入札エンジンで、ユーザーごとにCPCの自動調整が行われます。

・導入条件
他の入札エンジンで7日間以上配信
過去21日間でデイリー平均1件以上のCV数が必要
最低6000円/日の消化金額が必要

・導入可能なキャンペーン
Convert、Acquire、CCA

BVO エンジン

目標Budgetの中でサイト訪問数を最大化させる自動入札エンジンです。

・導入条件
なし

・導入可能なキャンペーン
Consideration

※Budget エンジンの注意事項
また、設定予算の150%まで消化される可能性はあるが、設定日基準7日間で設定金額×7
日間の予算は超えません。

またBVO/BCOエンジンに関しては手動ではなく、自動入札エンジンの位置づけですが、カテゴリ入札のテストをしておりますので、ご要望があればCriteo社に相談のうえ実施ができます。

・学習期間として最低7日間は必要
・2倍以上の日予算変更の場合、数日間の学習期間が必要

~その他オプション:「カテゴリ別入札」機能~

アイテムカテゴリ別のパラメータを付与し、実績値に基づいた入札調整を実施します。
管理画面からアイテムカテゴリごとに調整することが可能で、販売強化したいアイテムの露出が増加するよう入札調整を行います。

・導入条件
COエンジンかROエンジンのどちらかを利用
AOエンジン(ACO,ARO)では使用できません。

※注意
カテゴリ別入札は、新管理画面からは設定ができず旧管理画面にて設定できます。

アプリ広告

Criteoエンジン アプリ広告
Criteo入札エンジン(アプリ広告)

AIOエンジン (Adaptive Install Optimizer)

管理画面に設定いただくTarget CPIに合わせられるよう、インストール数の最大化に加え、インストール後のユーザーアクション(アプリ内購入など)にも最適化する自動入札エンジンです。
以前はIOエンジンにて実績が安定してきましたら、次にAIOエンジンに切り替えるのが推奨でした。しかし直近のアップデートでAIOエンジンがインストールキャンペーンのデフォルトの入札エンジンとなったこともあり、導入条件はなしで初動より導入が可能です。

・導入条件
なし

・導入可能なキャンペーン
App install

さいごに

今回は運用者様向けにCriteoのキャンペーンと入札エンジンに特化して、特徴や用途別に活用方法をご紹介しました。
Criteoキャンペーンと入札エンジンは他媒体と比較してもアルゴリズムの精度の高く、目標達成に向けた高度なパフォーマンスを実現できる媒体です。
入札エンジンによっては特定のキャンペーンでしか使用できないケースもあるので、どの掛け合わせで使えるのかも確認しておくとよいと思います。

今回ご紹介したCriteo広告についてさらに詳しく知りたい、ほかのダイナミック広告についても知りたいという方は、ぜひ下記記事をご参考にしてみてください。