• Facebook広告を配信しているけど、いまいち成果があがらない。
  • 配信を開始して以来、タグ(Facebookピクセル)の状況を確認したことがない。
  • Facebook広告のタグが正しく動作しているか気になるけど、確認方法がわからない。

そんなときは、Facebookピクセルの発火チェックをしてみましょう。
この記事では、Facebook管理画面でのピクセル確認方法、ピクセルヘルパーを用いた発火チェック方法について解説します。

Facebookピクセルとは

Facebookピクセルとは、いわゆる広告計測タグ、CV計測タグのことです。Facebook広告の場合は「ピクセル」という表記になっています。
本文中の「ピクセル」という語はほぼ「タグ」と同義にとらえてもらって大丈夫です。

Facebookピクセルの確認すべきポイントは4つ

Facebookピクセルが正しく動作しているかを確認するために見るべきポイントは、以下の4つです。

  1. ピクセルとフィードのID一致率が低下していないか ※ダイナミック広告の場合
  2. 各ページでピクセルが発火しているか
  3. 発火しているイベントの種類が意図通りか
  4. 取得する変数の内容が意図通りか

手元にピクセルを実装したときの設計書があれば、その記載内容と実際の発火が一致しているかを比べながらチェックすると漏れがないと思います。

例:弊社でピクセルを設置する際は画像のような設計書を用意しますので、それと見比べながらチェックすることが多いです。

タグ設計書
タグ設計書例


タグ設計書例もし手元に設計書がない場合は、標準的なイベントのリストと見比べながらチェックをしてみてください。

(リンク:公式ヘルプ「Facebookピクセル標準イベントの仕様

Facebookピクセルの確認方法は大きく分けて2つ

Facebookピクセルの確認方法は大きく分けて2つあります。

Facebookの広告管理画面でイベントを確認する

Facebook側で受信したイベントの数、種類などを確認します。
主に日常のチェックに使用します。

エラーメッセージ、数値の変動がある場合は、なるべく解消して健全な状態を保ちましょう。問題のある個所を調べるときは、次に説明するツールを用いて各ページの実際の発火をチェックしてみてください。

Facebook管理画面イベントマネージャのエラー
Facebook管理画面イベントマネージャのエラー
Facebook管理画面コマースマネージャのエラー
Facebook管理画面コマースマネージャのエラー

Facebookピクセルヘルパー、ブラウザのデベロッパーツールを使用して確認する

どちらもブラウザ上で、実際のサイトの各ページを開いたときに、ピクセルが発火しているか、どのような情報が媒体に送信されているかを確認する方法です。

Facebook広告については、Facebook社公式のツールである「ピクセルヘルパー」が使用できます。

また、Google Chromeブラウザのデベロッパーツールを使用して、サイトからFacebookへ送信している内容を確認できます。

管理画面で数値の異常に気付いたときや、管理画面を見られない場合は、これらの方法でピクセルの発火をチェックしてみましょう。

Facebook管理画面でイベントを確認してみましょう

【Facebook管理画面での確認方法】

左のメニューから「ビジネスツール」を選びます。

Facebook管理画面 イベントマネージャー
Facebook管理画面 イベントマネージャー

「イベントマネージャ」を選びます。
設定されているイベントの受信状況が表示されます。

各イベントの「詳細を見る」をクリックすると、どのURLでイベントが発火したか確認できます。ここで全体の発火数をみることで、「2.各ページでピクセルが発火しているか」をチェックできます。

グラフをみて大きな変動があった場合は、意図した通りのURLでピクセルが発火しているかを確認するとよいでしょう。

Facebook管理画面 イベントマネージャー
Facebook管理画面 イベントマネージャー
Facebook管理画面 イベントマネージャー
Facebook管理画面 イベントマネージャー

また、「カタログマネージャ」からは、イベントとカタログのID一致率を確認できます。
チェックリストの「1.ピクセルとフィードのID一致率が低下していないか」です。
※ダイナミック広告(カタログがある広告)の場合のチェック項目です。

Facebook管理画面 カタログマネージャー
Facebook管理画面 カタログマネージャー
Facebook管理画面 カタログマネージャー
Facebook管理画面 カタログマネージャー

IDとの一致率が低下している場合は、イベント発火時に取得しているIDと、カタログに設定されているIDが不一致となっていることを示しています。
要因としては、

  • サイトに掲載されている商品がカタログ内に存在しない
  • IDの取得方法が間違っている

などがあります。一致率が低下すると学習に影響を与えますので、定期的にチェックするようにしましょう。

不一致となったIDは、「カタログマネージャ」の「イベント」タブ下部から確認できます。ラジオボタンで「ID」を選択します。

Facebook管理画面 カタログマネージャー
Facebook管理画面 カタログマネージャー

ラジオボタンで「URL」を選択すると不一致となった際の発火URLも確認できます。
ID取得できないページで発火している場合もあるので、そちらも確認してみましょう。

Facebookピクセルヘルパーで発火を確認してみましょう

Facebookピクセルヘルパーは、Facebook社から提供されているピクセル確認用のブラウザツールです。Webサイトのページごとに、発火しているピクセル、設定されているイベント、パラメータの中身を確認できます。

ツールはFacebookの公式ヘルプページからインストールできますので、あらかじめブラウザにインストールしておきましょう。

(リンク:「Facebookピクセルヘルパーをインストールする」)
※Google Chrome用のツールになります。

【Facebookピクセルヘルパーでの確認方法】

まず、FacebookピクセルヘルパーをインストールしたChromeブラウザで対象のウェブサイトを開き、アドレスバーの横に表示されているピクセルヘルパーアイコン</>をクリックします。
そのページで見つかったピクセルやイベントと、ピクセルやイベントが正常に読み込まれたかを知らせるポップアップが現れます。

Facebookピクセルヘルパー
Facebookピクセルヘルパー

確認したいアカウントのピクセルIDを探して、詳細を確認します。
※複数アカウントのピクセルが設置されている場合がありますので、IDを確認するようにしましょう。
管理画面が見られる場合は、先述の「カタログマネージャ」>「イベント」からピクセルIDを確認するか、正常に発火している場合は緑のチェックマーク、不備がある場合は黄色の警告マークや赤のエラーマークがイベント名の前に表示されます。
クリックで展開するとエラーメッセージが確認できます。

Facebookピクセルヘルパー
Facebookピクセルヘルパー
Facebookピクセルヘルパー エラー
Facebookピクセルヘルパー エラー

エラーピクセルが設置されているはずのページを開いて、上記の通りピクセルヘルパーを開けば、チェックリストの「2.各ページでタグが発火しているか」「3.発火しているイベントの種類が意図通りか」が確認できます。

発火しているイベントが想定と違う場合、また発火するはずのページで発火がない場合は、タグが正しく設置されていない可能性があります。

タグの設定を変更していなくても、サイトの構成が変更になるなどの要因で、それまで正常に発火していたタグが動作しなくなることもあります。
その場合は実際のタグ設定、サイト状況の確認をおすすめします。

ポップアップに表示されているが、警告やエラーとなっている場合は、エラーメッセージの内容を確認してみましょう。

イベントが確認できたら、次に変数を確認してみましょう。
画像の例では、ViewContentイベントの変数として変数「content_ids」を取得しています。

Facebookピクセルヘルパー
Facebookピクセルヘルパー

変数で取得する内容は、イベントや、配信設計によって異なります。
ECサイトであれば、商品ID、カテゴリー、価格、注文個数などを取得していることが多いです。

ダイナミック広告の場合は、取得する商品IDがフィードのID体系と一致しているかも確認しましょう。
ピクセルで取得したIDとフィードのIDを突き合せて学習・配信するため、パッと見で値が取得できていてもID体系が違うと意味がありません。
また、動的に取得すべき変数が取得できていない、データの型が違う…ということもときどきあります。
その変数がどのような形で取得できているのが正しいのかに照らし合わせて確認をしましょう。

実際にあったNG例では、ID取得の変数が配列型(複数の値を入れることの出来るデータ型。検索結果一覧ページなどで使用する)になっていなければならないところを、テキスト型として取得してしまっており、複数の値がくっついて1つのIDとみなされてしまっている、ということがありました。

Facebookピクセルヘルパー 配列間違い
Facebookピクセルヘルパー 配列間違い

そうなると、実際には存在しないIDとなってしまいますから、ピクセルが発火していてもカタログとIDが一致せず、学習が進みません。

他には、変数取得を設定するべき箇所がサンプルコード(このように実装してください、という指示書の記載)のままになっており、実際には何の値も取得していないということもありました。

Facebookピクセルヘルパー 変数間違い
Facebookピクセルヘルパー 変数間違い

また、価格、注文個数などは、ページ上で実際に表示されている内容と齟齬がないか確認しましょう。

特にROAS最適化を使用する場合は、価格を正しく取得することが大事になります。

ブラウザのデベロッパーツールで発火を確認してみましょう

デベロッパーツールとは、ブラウザに用意されているツールで、HTMLやCSS、JavascriptといったWebサイトの構成要素や通信を確認できます。

広告計測タグは、Webサイトから媒体側へ情報を送っています。その通信内容を見ることで、タグが正しく発火しているかを確認できます。

自分が運用しているFacebookアカウントのピクセルの場合はピクセルIDがわかりますので、ピクセルヘルパーから確認すればよいですが、IDがわからない場合でも、デベロッパーツールを使用してタグの発火を確認できます。

ここではGoogle Chromeのデベロッパーツールを用いた確認方法を紹介します。

【デベロッパーツールでの確認方法】

まず、確認したいサイトをGoogle chromeで開きます。
次に、「F12」キーを押すと、「デベロッパーツール」が開きます。
ピクセルIDがわかる場合は、「Network」の検索窓にIDを入力します。
わからない場合は、「www.facebook.com/tr」と入力してください。
これは先に述べた通り、ピクセル発火時にFacebookへ通信を行うため、その宛先で検索することで、Facebookピクセルの通信内容を確認するやり方です。
IDでなく上記のドメインで検索した場合は、複数のFacebookピクセルが設置されている場合はいくつも検索結果がでてきます。
検索結果の「Query String Parameters」の欄を確認すると、画像の通り、発火しているイベントを確認できます。

Google Chromeのデベロッパーツールを利用したタグの発火確認
Google Chromeのデベロッパーツールを利用したタグの発火確認

デベロッパーツールではFacebookだけでなく他の媒体のタグも確認することが出来ます。
他の媒体のタグを確認したい場合は、実装しているタグのコードを確認し、タグ内に記述されている送信先URLのドメインで「Network」を検索してみましょう。

Feedmaticサービス資料ダウンロード

まとめ

Facebookピクセルの発火チェック方法について解説してきました。

Facebook広告、特にダイナミック配信においては、ピクセルが正しく設定されていること、変数が正しくとれていること、カタログとIDが一致していることが大事になります。

タグの発火状況はサイトの変更などにより変化することがありますので、定期的に確認することで成果の維持・向上につながります。

今回解説したツールを使用して、ぜひ担当サイトの状況をチェックしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。