こんにちは!フィードフォースで広告運用コンサルタントをしている夏目です。

何かと最近話題となるショートムービープラットフォーム『TikTok』ですが、最近は広告にも力を入れています。

TikTok広告の種類やそれぞれの特徴をまとめて解説します。また、新しくローンチされた、ユーザーに最も関連性の⾼い商品を動画広告として表⽰し、流入や購入を促すダイナミックショーケース広告やコレクション広告もご紹介します。

TikTokとは?

TikTokはモバイル向けショートムービープラットフォームです。

縦長短尺動画に音楽をのせた投稿が特徴で、これらの投稿に対し、シェア・いいね・コメントができます。

投稿ジャンルは様々で、エンタメ、お役立ち系、料理、ペット、日常風景など多様なコンテンツで溢れています。新たな楽しいコンテンツが日々生まれており、”おすすめフィード”によるレコメンドが新たな発見を生み出すため、流行りやバズりが起きやすく、次の好きなものを見つけられる場にもなっています。

また、ユーザーの平均視聴時間は1日67分(TikTok for Business Japan調べ)で、他のソーシャルネットワークアプリよりも長い傾向にあります。

2021年9月時点では世界中で月間アクティブユーザー数は10億人を超えて、急成長を遂げているプラットフォームです。

参考リンク

TikTok広告を運用するメリット

  1. 若年層へのアプローチが効果的

    最近ではユーザー年齢層は上昇傾向にあり、2020年から2021年には、特に25歳以上の働く世代の割合が増えてきています。

  2. 見やすい+真似しやすさで多量のUGCを生み出し、拡散できる

    動画の用意がない場合でも、豊富なBGMや編集・エフェクト機能により、誰でも気軽にユニークな動画広告が作れます。
    TikTokならではのコンテンツ作成や訴求方法を考えられるのも魅力です。

  3. 広告もついつい見られてしまう!

    TikTok広告は、オーガニック投稿の間に自然な形で表示されるため、ユーザーに違和感を与えず、広告もおすすめコンテンツの一つとして受け入れやすい傾向にあります。

    加えてTikTokは短尺動画で新しい出会いがたくさんあると感じているユーザーも多いため、広告も興味が広がるコンテンツとして、ユーザーに受け入れられる傾向にあります。

    TikTok for Businessの調査によると、主要プラットフォーム5社の平均と比較し、TikTokで流れる広告はストレスを感じず、広告に対するポジティブな意見が多くあります。
    *引用元:TikTokユーザー白書2019.12 主要プラットフォーム5社平均比。調査委託先:マクロミル



    また、一昔前は当たり前だったテレビのザッピングのように、好きな番組が見つかるまでチャンネルを移動し続けることが、今TikTok上で若い世代を中心に行われています。

    シェア(1.59倍)、いいね・コメント(1.15倍)、アカウントフォロー(1.31倍)*が、主要プラットフォームと比べても高く、新しい発見、今まで興味がなかったジャンルへの好感、などUGCも生まれやすく興味が広がる場所となっています。

    *出典:TikTokユーザー調査2021/11【調査委託】マクロミル 主要プラットフォーム3社平均を100とした際の数値比較

  4. 全画面表示+音声で印象に残りやすい

    ページの一部に表示されるのでなく、スマホの全画面で広告が表示されます。
    また音声ONで視聴する人の割合が他社と比較して1.6倍*も多く、全画面+音声で強く印象に残せます。

    *TikTokユーザー調査(2021年4月)。主要3プラットフォーム平均に対するTikTokユーザーのスコア比率。調査会社:マクロミル

  5. 進むコンテンツの多様化

    TikTokはもう踊るだけの場所ではなくなり、ユーザーのTikTokへのイメージも変化してきています。

    2019年5月と2020年5月を比較すると、TikTokの人気ジャンルが変化していることがわかります。TikTokが世に広まり始めた初期の頃は、ダンス動画、口パク、自撮りなどが流行りましたがこれらの動画の割合は25%下降*し、現在はフィットネス、アニメ・漫画、楽器・歌、エンタメ、料理・グルメ、日常風景などのコンテンツが28%上昇傾向にあると発表されています。

    *出典:TikTokユーザー調査2021/11【調査委託】マクロミル

TikTok広告のメニュー種類と特徴

TikTok広告で主要となる、ブランド広告と運用型広告メニューをいくつかご紹介します。

ブランド広告

TopView

特徴

1日1社か2社限定でアプリ起動時に広告が配信されます。
TikTok最大級のリーチが可能で、縦型フル画面の動画で特定の日に最大のリーチを作れる点が特徴です。

  • 1日1社限定枠
    • 想定:約1,880万imp、CPM…801円*
  • 1日最大2社
    • 想定..:約940万imp、CPM…885円*

*出典:2022 Q2 MEDIA GUIDE完全版

配信面

TikTokアプリ起動時のTopView(フルスクリーン)

想定活用シーン

膨大な拡散、認知度の向上

ターゲット

ターゲティング不可。TikTokユーザー全員
※アプリをダウンロードしてから1週間以内のユーザーには広告配信されません。

ハッシュタグチャレンジ広告

特徴

ハッシュタグ【#○○○】を活⽤し、そのハッシュタグに沿う投稿をユーザーに促すことができます。ハッシュタグを多くのユーザーが広めていく手法で”ユーザー参加型”広告とも言われていて、ユーザーと一緒にキャンペーンの盛り上がりを作ることができます。

多量のUGCが生まれ拡散されていき、動画を投稿するなど、生まれたUGCをみる事もブランド体験となり、ブランドへの愛着や好感といったエンゲージメントが起こります。

拡散されたUGCを目にするだけでなく、それらにいいね、コメント、シェアをする、さらに自分も#をつけた動画を投稿するなど、圧倒的に高いエンゲージメントを生むことができ、エンゲージメント率は#Challengeを使っていないインフィード広告の約3倍となります。

他にはない「共感」と「参加」を促しながら、大規模なブランド体験を実現できるTikTokならではの広告です。

参考クリエイティブイメージ|TikTok For Business Blog

配信面

TopView、インフィード、発見ページ

想定活用シーン

ユーザーがハッシュタグチャレンジに参加することで、企業アカウントが作成した公式動画の二次創作動画が作成され、多量なUGCを作りだし拡散していきます。

ターゲット

男性all、女性all、男女18歳以上、女性18歳以上、男女18~34歳

Branded Effect(ブランドエフェクト)

特徴

他メニューと一味違うメニューで、2D、3D、ARなど先端テクノロジーを用いて、様々なクリエイティブコンテンツを実現します。

ブランド機能や世界観を “体感的”に提供することにより、投稿者にはブランド体験を提供、視聴者にはより強いブランドリフトが期待できます。

他のメニュー(#Challeng、Reach&Frequency、TopView広告)との組み合わせで相乗効果を得ることができます。

また、オプション機能ではオンライン+ オフラインの連動を実現できます。商品に印刷されるQRコードをユーザーがスキャンすると、専用のBranded Effectが有効化し、TikTokでの撮影が可能です。専用のQRコードを通して、オンラインでの販売活動を促せるので、新商品の発売やキャンペーンにおすすめです。

参考クリエイティブイメージ:
ブランド効果:ブランドのセンターステージを配置します|TikTok For Business Blog

配信面

おすすめフィード上のオーガニック投稿間に掲載。

想定活用シーン

ロゴやブランドを印象付けたい場合や認知を優先する場合、エフェクトにパッケージやロゴを入れると有効です。
オプション機能で、エフェクトをクリック後アプリストア・LPへの遷移も可能です。

またブランドリーチに加え、ブランドをアピールできるページとしてエフェクト集約ページがあります。ページ内ではLPのリンクやスポンサー名を表示できます。またエフェクト集約ページ内で投稿されたUGC投稿を全て集約され、商品ベネフィットの体験を促進させます。

ターゲット

Reach&Frequencyと組み合わせることでターゲティング可能

OneDayMax

特徴

1日1社限定で、ユーザーが「初接触」するインフィード広告です。 おすすめフィードの4post⽬に掲載されます。オーガニック投稿の間に⾃然な形で配信されるため、視聴とクリックの質が⾮常に⾼まります。

最大で60秒のフルスクリーン動画が表示され、長めの動画を訴求できます。
キャンペーンやSALEなど、ここぞという時に流入数を増やす施策にオススメです。

  • OneDayMax
    • 想定…約725万imp、CPM…773円*
  • OneDayMaxPlus
    • 想定…約1,255万imp、CPM…716円*

*出典:2022 Q2 MEDIA GUIDE完全版

配信面

一番最初のおすすめフィードに現れる動画広告
おすすめフィードの4post目に配信

想定活用シーン

最大60秒の長めの動画でしっかりサービス訴求をした上で、ランディングページ、アプリストアへのアクセスを促進できる。

ターゲット

指定不可

Reach&Frequency

特徴

フリークエンシーをコントロールしつつ、リーチ・動画視聴に対して最適化入札を実施できます。予算、配信ボリュームを指定し事前にシミュレーションし予約ができます。

配信面

おすすめフィード上のオーガニック投稿間に掲載。

想定活用シーン

広範囲、または全国レベルのブランドキャンペーン、マーケティングサイクルが長い、市場投入に時間がかかる製品に最適です。
より多くのユーザーに広告を見てもらい、認知やブランドイメージを高めることが可能です。

またTikTok公式アカウントに紐づけ、遷移先にすることも可能なのでフォロワー増加も見込めます。

ターゲット

セルフで設定可能。申請することでセルフ設定の機能が付与される。

運用型広告

アプリイベント最適化

特徴

アプリのインストールやアプリ内でのイベント獲得を目的とした広告です。
目的に応じて、成果を最大化できるような設定が3種類用意されています。

  • 直接アプリイベント最適化
    • 指定したアプリイベントにて獲得数を最大化する。
  • 一段落入札
    • 指定したCPI目標でCV獲得しつつ、より多くのアプリイベントを獲得できるように最適化。インストール数を最大化させたい場合におすすめ。
  • 二段落入札
    • CPI目標とアプリイベント単価目標の双方を満たしながら、どちらも多く獲得できるように最適化。インストールとイベントどちらも最大化させたいときにおすすめ。

TikTokユーザーはスマホ上でのアクション、コンバージョンに積極的で、「アプリダウンロード」、「ゲーム」ともに非TikTokユーザーを上回る結果が出ています。
そのためアプリ広告のパフォーマンスが高い傾向にあり、スマホ上でのアクション、コンバージョンに積極的なユーザーが多いのが特徴です。

AEOアプリイベント最適化
配信面

おすすめフィード上のオーガニック投稿間に掲載。

想定活用シーン

アプリインストールの促進、特定のアプリイベントの獲得強化

ターゲット

運用型のため、リタゲ、拡張、興味関心デモグラ、ブロードなど自由にカスタム可能。

TikTokリード広告

2021年4月末より、インスタントフォームを使用し、効果的にリード(見込み顧客)を獲得できる「TikTokリード広告」の提供が開始されました。

特徴

広告に興味を持ったユーザーに対して、インスタントフォームでフォーム入力を促し、リードを獲得できます。

ユーザーがフォームに入力する情報(氏名、メールアドレス、住所、電話番号など)は、TikTokに提供している基本情報から自動的に入力することも選択できるため、簡単に入力完了できます。

インフィード広告、インスタントフォーム、サンクスページ、てぃっくとっく、ティックトック
(出典:2022 Q2 MEDIA GUIDE完全版)

TikTok公式ブログはこちら

配信面 

おすすめフィード上のオーガニック投稿間に掲載。

想定活用シーン

広告クリック後に資料請求や問い合わせ、メールマガジンの購読、イベント参加などの入力フォームに直接遷移させ、そのまま申込を完了してもらいたいとき。

ターゲット

運用型のため、リタゲ、拡張、興味関心デモグラ、ブロードなど自由にカスタム可能。

コレクション広告【NEW!】

特徴

おすすめフィード上に配信され、動画+商品画像(orセール画像など)で訴求する広告となります。
特にECで効果的なメニューで、商品カタログ(データフィード)を使い、ユーザーごとにレコメンドされた商品を商品カードエリアに表示するダイナミック広告の要素も含まれます。
そのため動画エリアをブランディング、商品カードエリアをセール情報や商品情報にすることで、ブランド訴求から購入促進までワンストップで導くことが可能です。

イメージとしては、動画の左下に商品カードが表示され、クリックするとインスタントフロントページに遷移します。(インスタントフロントページとは、TikTokドメイン内の専用ページで、複数の商品を表示させ訴求します。) さらにインスタントフロントページ内の商品画像をクリックすると、サイトの商品詳細ページに遷移する仕組みです。
広告から注文ページまでスムーズに誘導することできるメリットがあります。

配信面

おすすめフィード上のオーガニック投稿間に掲載。

想定活用シーン

サイト流入増加に加え、ブランドおよび商品に関心のある「良質なユーザーのトラフィック」を獲得できます。
リッチな表現で、戦略商品から人気商品まで訴求が可能。商品への理解促進〜購入意向のUPが期待できます。

ターゲット

運用型のため、リタゲ、拡張、興味関心デモグラ、ブロードなど自由にカスタム可能。

ダイナミックショーケース広告(DSA)【NEW!】

特徴

購⼊などのコンバージョンやアクションを狙った広告運⽤にはダイナミックショーケース広告(DSA)がオススメです。

商品カタログ(データフィード)を活用し、ユーザーに最も関連性の高い商品を動画広告として配信できます。

現在利用できるのは、3つの目的で、アプリインストール目的の新規ユーザー向け配信、リターゲティング配信、ウェブサイトでの新規ユーザー向け配信(βテスト版)が可能です。

  • アプリインストール目的
    • ユーザーと相性がよく、かつ最も⼈気のある商品を紹介する広告がユーザーに表⽰され、アプリのダウンロードを促す。
  • アプリリターゲティング目的
    • アプリ内で行ったアクションに基づいて、ユーザー毎に広告が表示される。
  • ウェブサイトも目的
    • 新規ユーザー向け流入・購買目的
配信面

おすすめフィード上に一般ユーザーの投稿に紛れて掲載。

想定活用シーン

サイト流入やアプリ遷移数の増加に加え、購入などの深いコンバージョンやアクションを狙っていきたいとき。

ターゲット

運用型のため、リタゲ、拡張、興味関心デモグラ、ブロードなど自由にカスタム可能。

Spark Ads(動画の入稿方法)

特徴

インフルエンサー、一般ユーザー、ビジネスアカウントが投稿したオーガニック投稿動画をそのまま広告として流用し活用する広告です。
オーガニック投稿をSpark Adsを使ってブーストすることで、瞬発力のある拡散・話題化、商材に合ったクリエイターを選定、細かなターゲティングができるため、通常のInfeed広告に比べ、CVR+43%(1)、エンゲージメント率+142%(2)と、より高いパフォーマンスが期待できます。
メニューというよりも、動画の入稿方法を指します。
動画を入稿する広告メニューにおいて、管理画面上より動画素材を入稿(=Diversion)、もしくは、TikTok上のオーガニック投稿を入稿(=SparkAds)の方法の違いになります。

(1) …SparkAdsperformancecomparisonwithDiversionIn-FeedAds,Q42020-Q2202
(2) …SparkAdsperformancecomparisonwithDiversionIn-FeedAds,Q42020-Q22021,使用可能な全CVR/CPM-メトリックスデータの平均

配信面

おすすめフィード上に一般ユーザーの投稿に紛れて掲載。

想定活用シーン

企業やブランドの投稿がユーザーに対してより広告色を出さずに自然なかたちでユーザーにアプローチしたい場合にオススメ。
また他メニューと比較しコンバージョン(購入・申し込み・問い合わせなど)に繋がる傾向にあり、多少CPCが高くても質のいいユーザーの流入が見込みたいときに活用がオススメ。

ターゲット

運用型のため、リタゲ、拡張、興味関心デモグラ、ブロードなど自由にカスタム可能。

コレクション広告とダイナミックショーケース広告についてはこちらの記事に
事例付きで詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。

TikTok広告メニュー別、課金方式と費用

メニュー名課金方式費用(手数料含まない)
TopViewCPM1510万円(1日1社限定)
835万円(1日最大2社)
#ChallengeCPM2,000万円(スタンダード)
2,500万円(プレミアム)
BrandedEffectCPM400万(スタンダード)
700万(アドバンス)
OneDayMaxCPM560万円(OneDayMax)
900万円(OneDayMaxPlus)
アプリ広告CPM最低出稿金額なし
コレクション広告CPC最低出稿金額なし
ダイナミックショーケース広告(DSA)CPC最低出稿金額なし
Spark AdsCPC最低出稿金額なし
230万円~ブランドリフト調査付帯
※2022年4月1日時点

さいごに

今回はTikTok広告の特徴や広告メニューをご紹介いたしましたが、まだまだオプション機能などを掛け合わせた面白い広告メニューが沢山あります。

機能開発も積極的に行っておりますので、ぜひTikTokを用いて次の若い世代にもアプローチしていきたいですね。