Criteo(クリテオ)広告と聞くリターゲティング広告と思われている方が多いかと思います。
実はCriteo広告はもうリターゲティング広告だけではありません!
様々なターゲティングが可能となっている最新版のCriteo広告についてご紹介していきたいと思います。

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ホワイトペーパー:Criteo広告改善手法

タグの実装やデータフィード最適化が、Criteo広告の効果に影響があるとはいうけれど、具体的にどうしたら…。という方は是非!

”成果を出すため”に知っておきたい Criteo広告の改善施策やCriteoの最新機能をホワイトペーパーにまとめました。

Criteo広告とは

Criteo広告はデータフィードを利用して、商品レベルで訴求が可能なバナー広告です。

Criteoのクリエイティブイメージ
Criteoクリエイティブイメージ

こちらのデモから実際に配信されている広告バナーを確認できますので、合わせて確認してみてください。

Criteo広告は、2011年の日本広告市場への参入から多くの企業で活用されてきたリターゲティング広告が広く知られていますが、現在では類似配信なども誕生し、複数のターゲティングが可能となっています。

メニュー名ターゲティング配信目的
Criteo Dynamic Retargeting(CDR)リターゲティング配信売上最大化
Criteo Customer Acquisition(CCA)類似配信新規ユーザーの獲得
Traffic-Driving Solution(Consideration)類似配信orカテゴリ配信サイト来訪数最大化

Criteo広告の仕組み

Criteo広告はタグとデータフィードを使用して、広告配信する際にユーザーにどの商品を見せるかを瞬時に判断し、バナーを生成します。

さらに、広告が配信される度にユーザーごとにバナーへ表示される商品が最適化されます。
その仕組みはメニューによって分かれるため、メニュー別でご説明します。

Criteo広告の仕組み(リターゲティング配信:サイト来訪済みの場合)

サイトに来訪したことのあるユーザーを対象に配信するリターゲティング配信では、
サイトで閲覧した商品の情報を取得し、その商品をバナーへ表示します。

Criteo配信の仕組み(リターゲティング配信:サイト来訪済みの場合)
Criteo広告の仕組み(リターゲティング配信:サイト来訪済みの場合)

Criteo広告の仕組み(類似配信:サイト未来訪の場合)

サイト未来訪の新規ユーザーを配信対象とした場合、サイト上での過去の閲覧・購入データと 配信ユーザーの興味関心を掛け合わせ、ユーザーごとに最適な商品をフィードから選定しユーザーへ広告配信します。

Criteo配信の仕組み(類似配信:サイト未来訪の場合)
Criteo広告の仕組み(類似配信:サイト未来訪の場合)

Criteo広告の特徴

配信面

CRITEO社は日本においてYahoo!と資本業務提携をしているため、Yahoo!面へ配信出来ることが可能です。

YDNと配信面が重複しますが、独自の配信枠があるため、併用することによってより多くの広告枠への配信が可能となります。

Criteoの主な配信面は下記です。

  • Yahoo! JAPAN(ヤフー)
  • Google
  • Facebook
  • Instagram
  • 食べログ
  • Livedoor NEWS

Criteo広告はYahoo! JAPAN以外にも、FacebookやInstagram、その他サイトやアプリにも配信が可能なため、Criteo広告ひとつで日本の多くの配信面をカバー出来ることが魅力です。

学習データの豊富さ

上記に記載の通りYahoo!やGoogleでは各媒体のネットワークだけが配信面となりますが、Criteo広告は多くのネットワークへ配信出来ることから、より多くのユーザーデータをCriteo広告で収集できます。そのため、月間14億人ものアクティブユーザーのデータを収集、分析しエンジンの改善に活かしています。

精度の高いエンジン

まず、広告配信におけるエンジンとは、決められた期間・予算・掲載内容の中で、目的(流入・コンバージョンなど)達成の為に最も効果が得られるであろう配信となるよう高速で処理する仕組みです。

Criteo広告は最低限のキャンペーン設計でも成果が出せると言われているほど、エンジンの精度に定評があります。ではCriteoエンジンがどの様に良いのか紹介していきます。

Criteo広告のエンジン

Criteoエンジンの構成要素

Criteo広告の配信では3つのエンジンを調整し、ユーザーごとに入札したり、クリエイティブの内容をユーザーの興味関心に合わせて最適化します。この最適化により最適なタイミングで、ユーザーにパーソナライズした広告表示を実現します。

  • 入札エンジン:広告配信のためにいくらでオークションに入札するか考えるエンジン
  • レコメンドエンジン:どの商品を広告に表示するか考えるエンジン
  • クリエイティブエンジン:広告のレイアウトやカラーを調整するエンジン

配信に活用する入札エンジンの種類が豊富

目標や業種に合わせてエンジンの選択が可能です。デフォルトはCVR最適化の手動入札(COエンジン)となっているので、CV件数に応じて自動入札であるAOエンジンに切替えていくことが推奨です。

※配信により使用できるエンジンは異なります。
※CDR(リターゲティング配信)では条件を満たしている場合に限り、全てから選択することが可能です。

種類の豊富なCriteoの入札エンジン

出稿方法

配信開始までのステップとしては以下となり、最短でも配信開始までに1カ月は必要となります。

商品情報を基にしたデータフィードの構築や、ユーザーの行動を取得できるタグの実装等に時間を要すること、下記の手順全てにCRITEO社への依頼が必要となるため、他媒体と比べても配信開始までに余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

  1. 掲載可否
  2. 申込
  3. フィード作成・確認
  4. タグ実装・確認
  5. クリエイティブ・パラメータ設定
  6. プレローンチチェック・配信開始

出稿条件

これまでにCriteo広告を配信したことがなく、新規で配信を開始したい場合や、配信していたが一定期間以上、配信を停止していた場合にはCRITEO社による審査があります。
Criteo広告を配信したいサイトの商材やUU数、配信したいキャンペーンによって最低出稿金額の条件がありますので、どんなサイトでも必ず配信できるわけではございませんので注意が必要です。

UU数と出稿金額の目安は以下になります。
・4万UU(月間)
・50万円/月(広告代理店の運用費抜き)

ITPやiOS14への影響は?

2020年11月現在はCriteo側が行っている対策で概ねiOSユーザーへも配信出来ており、
大幅な効率の低下やオーディエンス数の低下は見られておりません。
また、今後の対策については残念ながら現段階では開示されておりません。

広告運用におけるポイント

Criteo広告は他媒体と比べると管理画面で設定可能な要素も少なく、運用と言っても入札以外変えられないのではという声を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

実はCriteo広告には管理画面だけでは出来ない設定が多くあり、その機能と効果をどれくらい理解できているかで運用の幅が大きく変わります。

ここでは運用において知っておいて損はない2つのポイントをご紹介します!

入札時のエンジンの動き

入札金額が¥20だった場合にレポートでCPCは¥20と表示されますが、実は1ユーザーごとにオークション時の入札金額は異なっています。

例えば購入見込みの高いAさんへ¥30で入札し購入見込みの低いBさんは¥10で入札するといったように、裏側では金額の調整がなされています。

しかし仮に入札金額が余った場合、余った入札金額を使えるのは同一キャンペーンのみとなることから、同じ目的の場合はなるべく1つのキャンペーンにまとめてキャンペーン設計することが重要です。

Criteo:入札のしくみ

クリエイティブの最適化

クリエイティブの最適化はキャンペーンごとと思われがちですが、Criteoではユーザーごとに最適化をしています。そのため100人いたら100通りのクリエイティブパターンが生まれる可能性があります。
またカラーやレイアウトといったクリエイティブパターンは最大17兆パターンになります。

この仕様から、効率の低いクリエイティブを除外しようと考えるのがクリエイティブ改善における一般的な流れですが、Criteo広告ではユーザーごとに最適化してくれるのでより多くのクリエイティブパターンが表示されるように、レイアウトやカラーバリエーションを最大化していくことが非常に重要です。

事例紹介

他媒体との比較(ECサイト)

リターゲティング配信において、他媒体(データフィードを使用した広告媒体)と比較し、約3倍のROASで売上を獲得したケースをご紹介します。

他媒体と比べてCVRが高く、更に購入単価が高いことが高ROASへ繋がりました。CVRの高さについては、Criteo広告は網羅している面が多く、より適切なタイミングでユーザーに接触出来るため、最終的なコンバージョンまでアシストし易いことが影響していると想定されます。

ROAS改善事例(ECサイト):リターゲティング配信におけるCriteoと他媒体の比較

施策実施による成果改善事例

カラーバリエーションの追加によるCTR改善(ECサイト)

Criteoでは背景色や文字色を指定することが可能で、複数パターンのカラーバリエーションを設定できます。
カラーの設定数を最大数まで拡大する検証を実施し、変更前と比較しCTRが119%改善いたしました。
※カラーの最大数はアカウントにより異なります。通常2色が最大数となります。

成果改善事例(ECサイト):カラーバリエーションの追加

データフィードのカテゴリ構成見直しによるCVR改善 (人材業界)

細分化され過ぎていてカテゴリごとの学習が効きづらい状態にあったため、1カテゴリあたりのアイテム数が増えるよう構成の見直しを実施いたしました。
その結果、実施前と比較しCVRが110%改善し、CPA改善に寄与しました。

成果改善事例(人材業界):データフィードカテゴリ構成の見直し

代理店に頼むメリット

筆者の個人的な見解も含まれますが、より結果を出しやすいのは代理店経由で運用しているアカウントと考えています。

1点目の理由としては、CRITEO社では認定代理店という制度を設けており、Criteoの仕様把握やデータフィード、タグといった必要技術を持っている代理店が認定代理店となります。
認定代理店へ向けてのみ発信している情報も一部あるため、認定代理店へ運用を依頼することをおすすめします。

2点目は運用においてCriteo広告の仕様理解が非常に重要なため、代理店でのナレッジ蓄積ができていることで配信開始や課題解決のスピードが大きく変わってきます。
また、施策の横展開ができることもメリットと言えるかと思います。

どんな代理店に頼むべきか

配信開始までのハードルが高い媒体であることから、タグ・データフィード・運用を全て担える代理店がおすすめです。

配信開始までの期間の短縮だけでなく、その後の改善施策のスピードも上がり結果が出るまでの期間に差が出てきます。

また、Criteo広告の運用経験が豊富なことも重要です。Criteo広告は管理画面で出来ない施策が多い分、いかにメニューを把握できているかが運用におけるポイントです。仕様書には記載がない場合であっても相談出来ることも存在するので、そのあたりを把握している代理店だと思い通りのCriteo広告の運用が可能です。
CRITEO社が認定した広告代理店はこちらのページから確認できますので合わせて確認してみてください。

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まとめ

Criteo広告の基本から、少し運用者向けの仕様についてご紹介いたしました。5年前まではリターゲティング配信専門の媒体でしたが、現在はより幅広い目的で利用することが出来るようになっています。Criteo広告を運用中の方もこれからも方も、この記事が今一度Criteo広告の活用方法について考えるきっかけになれば幸いです。
(この記事は2020年12月24日現在の情報を基に執筆しています。)